2023-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは、暖淡堂です。 秋らしくなってきました。 色々と物思いに耽ってしまいます。 遅めの昼食を済ませた後、家族とテレビを観ていたら、さださんの姿が。 NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の再放送でした。 さださんは、グレープの頃からずっと…
こんにちは、暖淡堂です。 僕が子供の頃は、やがて氷河期が来る、そのための準備をしないと、人類は大変なことになる、と言われていました。 昭和40年代の頃です。 子供の頃は、それがとても不安でした。 氷に閉ざされた世界で生きる様子を想像していました…
こんにちは、暖淡堂です。 朝夕のお散歩が、気持ちのよい季節になりました。 歩いていると、キンモクセイの香りを嗅ぐことが多いですね。 散歩経路のところどころにキンモクセイが植えられています。 で、思い出すのは「君の瞳は10000ボルト」。 堀内孝…
2010年6月中旬のこと。 仕事はそれなりに進み始めていた。 僕がタイに赴任する前に、タイから日本の大学に留学していた現地のスタッフがいた。 そのスタッフは、僕が統括する組織のメンバーではなかったが、留学を終え、タイに帰国した際は、僕の組織に入り…
こんにちは、暖淡堂です。 本日(2023年10月20日)は、2023年9月10日に行われたFP技能検定試験の合格発表の日でした。 午前10時からFP協会のHPで合否確認ができました。 www.jafp.or.jp 見てみると、「完全合格」の文字がありました。 「完全合格」の意味が…
小学校くらいまでの頃の僕の北海道観は、ほぼ祖母から聞いた話で出来上がっていました。 祖母が子供の時に奉公に出ていたという話は何度も聞きましたが、それがどこのことだったのか聞きそびれているのが残念です。 北海道への入植の時期を判断する重要な情…
白き峰 駐車場の手摺越しに 白き峰々が、見える 人々の暮らしを 不意に呑み込む 大量の雪を被り 一層聳え立つ 大きな 白き峰々が、見える 冷たい風の午後 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon …
こんにちは、暖淡堂です。 京極祭を極私的に楽しんでいます。 読んだものをすぐに忘れてしまうので、エンドレスに続けられそうです。 老後につながる楽しみになっています。 で、最近読み終えたのが 「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦さんの作品です。 講談社…
こんにちは、暖淡堂です。 還暦や定年を機会に古典を学び直すのはとても有意義なことだと考えています。 人生経験も十分に積んでいるので、古典を読むときの理解が、若い頃よりもずっと深くなっていることに気づくはず。 改めて古典を読もうと思った場合、で…
百人一首第70番目の歌の作者は良暹法師りょうぜんほうしです。 この人も僧侶で歌人です。 今回は良暹法師について紹介します。 良暹法師とは 生没年不詳。 生年1000年頃、没年1065年頃とする説があります。 天台宗の僧で、朱雀天皇、後冷泉天皇の頃に歌人と…
秋の駅/豊沼 空間を埋めるいくつもの勾配から そのざわめきから 瞬間に凝り、ゆっくりと とてもゆっくりと 滑り落ちる小さな無数の滴の群を その静かな流れを 層流状態に落とし込むのは 冷ややかな激しさ 滴は加速する螺旋を描きながら寄り集まり 青い球状…
理科だけは好きだった。好きだったので、授業の内容はよくわかった。試験の成績がよかったとはいえないが。おそらくは当時よく観ていたテレビ番組のおかげだと思っている。宇宙やミクロの世界や未来や遠い過去のことを考えていることが多かった。この理科好…
mainichi.jp こんにちは、暖淡堂です。 しばらくは、うまく言葉にできない気がします。 「冬の雁」という曲を思い出しました。 「人それぞれの、幸せがあるらしいわ」という歌詞が、頭の中を流れていることがよくあります。 「海を渡る蝶」というアルバムに…
こんにちは、暖淡堂です。 朝、起きた時には強めの雨が降っていて。 起きられませんでした。 いつもよりも長く、布団の中でヌクヌクと過ごしていました。 で、色々と考えていたのですが、ふと思い出したのがこの曲。 「君が、嘘を、ついた」 オフコースの名…
京極本を積み上げる こんにちは、暖淡堂です。 極私的に「京極祭」の真っ最中です。 京極夏彦さんの作品、たくさん出版されているので、興味を持たれている方は多いかと思います。 それでも、なんとなく手を出すのに「ためらっていたり」していたり。 その理…
こんにちは、暖淡堂です。 秋ですね。 日本酒ですね。焼酎のお湯割ですね。 秋味のビールですね。 結局なんでもいいのですが。 酔いながら、故郷のことを考えたりします。 で、ふと思い出したのが、堀内孝雄さんの「故郷には帰りたくない」。 確か「君の瞳は…
こんにちは、暖淡堂です。 今年、春頃からずっと、自分の書棚にある京極夏彦さんの作品を断続的に読み続けています。 これまでに読んだ本を、読んだ順に並べると以下になります。 実際に書棚にあるものは、単行本で、新刊は大きな書店でもあまり見かけなくな…
変 域 その白い膚に凝るように寄り集まる滴は 互いの境界を食い破りながら成長し 表面を泡立てながら発熱する 越境する水銀球になる それ、 は、 ゆっくり、 と、滑落しはじめる… 水銀球は 産毛の上を転がりながら 急激に発熱し不意に泡立つ転移点に到る 乱…
北海道の砂川市で生まれてから高校を卒業するまでのことを振り返っています。 昭和の頃の様子なども思い出せる範囲で書いています。 僕はいわゆる「お婆ちゃん子」で、いつも祖母と一緒にいました。 母が外に働きに出ていたからかもしれません。 祖母と話を…
こんにちは、暖淡堂です。 還暦を無事乗り越えられるとして、そのあと、自分は何歳まで生きられるのでしょうか。 何歳まで生きるのかで、何歳まで働くのか、お金はいくらあったらいいのかがまったく違ってきます。 で、自分は何歳まで生きられるのでしょう。…
加賀前田藩の手木(てこ)足軽の相撲取りが、茶店で乱暴を働き、女を死なせてしまう。店にいた矢背蔵人介は、それを防げなかったことを悔む。 加賀藩の重臣は事件をもみ消すため、矢背蔵人介を買収しようとする。事件を起こした手木足軽は加賀藩のお抱え力士…
毘売塚ひめづか 紺色の雲の端が朱色に炙られ 渦巻き身を捩る 遠い涯から冷たい風が (…不穏な… (…底の、獣を目覚めさせる… 空から剥がれ落ちた風が 砂浜を舐め続ける薄い波の舌先を 白く、まだ幼い足で踏みしめながら 水平線の先を睨み続ける少年は (…落ち…
百人一首第69番目の歌の作者は能因法師のういんほうしです。 僧侶で歌人。中古三十六歌仙の一人です。 今回は能因法師について紹介します。 能因法師とは 生年988年、没年1050年(または1070年)。 俗名は橘永愷たちばなのながやす。 和歌に堪能で、諸国を旅…
こんにちは、暖淡堂です。 秋が深まりつつある季節、どこかに行くのであれば「北」でしょうか。 そんなことを考えていて思い出したのが、この曲です。 海は、日本海かもしれません、どこかの海峡かもしれません。 オホーツク海でもいいですね。 なんだかつい…
数学がわかる 数学も、はじめ不得意だった。何がどうなっているのか、さっぱりわからなかった。それでも、いつまでもわからないのが辛いので、やさしそうな参考書を一冊買ってきて、それをはじめからゆっくりと学習してみた。考え方、問題の解き方がていねい…
地下茎 ここ、に この地下に溜まる 巨大な爆縮が持ち去った 触手の時代の空洞 あるいははじめからなかったもの 後退する凍土が置き去りにした湿地 涯からの響きに応えるのはこの地下に並ぶ灰色に膨れ上がる腹を抱えた箱舟の群暗い窓に浮かぶ口不ぞろいな歯に…
黄老思想の源流:老子 こんにちは、暖淡堂です。 古典からは様々なものが学べます。古典を読んでいると、今、書店で売られている本に書かれているような内容のものが、すでに2000年以上前にもあったりします。2000年以上にわたって書き続けられている内容っ…
こんにちは、暖淡堂です。 なんだかこのところ、昔のことばかり考えています。 そして、いろんな懐かしい曲を思い出しています。 ふと、堀内孝雄さんの昔の曲を思い出しました。 「懐かしい友のうたう歌」です。 この曲はアルバム「忘れかけていたラブソング…
こんにちは、暖淡堂です。 皆さんは、心と身体の関係について考えたことはありませんか? この関係について、2500年以上も前に書かれた書物があるのをご存知でしょうか。 それが「管子」と呼ばれる書物の中の「心術」という篇です。 「心術」は、上下篇に分…
こんにちは、暖淡堂です。 秋空を見上げると、必ず思い出される曲があります。 谷村新司さんの「青空」です。 この曲は、谷村新司さんのソロアルバム「引き潮」のB面ラストに収められています。 アリスのヒット曲が続く時期の、少し前の発表ですね。 まだ若…