こんにちは、暖淡堂です。アリスといえば、谷村新司さん、堀内孝雄さん、お二人のボーカルの魅力をなによりも先に思い浮かべる方も多いかと思います。 「冬の稲妻」、「涙の誓い」、「ジョニーの子守唄」、「チャンピオン」、「秋止符」など、アリスの大ヒッ…
しおみずをまく 遠い西日に暗く発熱する波打ち際に少年は泣きながら一人立ち足元からしおみずを手のひらですくっては砂浜の奥を目がけてまく小さな赤い花がしおみずに濡れて揺れる少年は自分が生まれ育った島を海の底に沈めてしまおうとしているのだそして昨…
こんちには、暖淡堂です。 7月1日付で出向し、その後、法定研修で忙しい夏を過ごしていました。 今年は7月、8月と暦通りの出勤。 夏休みという期間がなかったのは、小学校入学以来初めてだったと思います。 むしろお盆時期が一番忙しかったですね。 そんな「…
零下の音 軋む音が 波音に混じり 雪の重たい気配に さらに沈む わずかの物だけを手にした 数人の男たちは 凍り始めた上着の中で 震える身体を跳ね上がらせ 眠れない夜と 雪に覆われた笹藪の中に消えていった その先にあったのは ただ暗いだけの夜と 冷たいだ…
砂の砦 甲冑をまとったまま 浅い眠りから覚めた男は 目の前に広がる砂漠の その涯に舞い上がる砂嵐を見た それは数万の軍勢が 怒りの声を上げながら迫る標 男がたった一人で防がなくてはいけない 狂乱の奔騰 狂気の激流 味方はただ眼球の溶け落ちた 暗い眼窩…
2010年9月末頃。 現地のR&D(研究開発)スタッフ向けに、特許等知的財産に関する話をしている。 思えば、この頃から、知的財産関連の仕事を少しずつするようになっていた。 帰国後、知的財産部に配属になるきっかけは、その辺りにあった気がする。 日本と、…
こんにちは、暖淡堂です。 谷村新司さんが亡くなって、心の空隙が埋まらないまま、いつの間にか時が過ぎています。 アリスⅧに収められて、シングルにもなっている「それぞれの秋」、時々思い出します。 この曲が発表されたのは、僕がまだ高校生の頃。 歌詞の…
こんにちは、暖淡堂です。 迷走台風のおかげで、時々大雨になるような不安定な天気の日が続きました。 通勤時に大雨に降られて困った人も多かったかと。 雨が降ると、お世話になるのが傘。 その傘ですが、電車通勤ではちょっと厄介者でもあります。 電車と傘…
もうじき新米が味わえます こんにちは、暖淡堂です。 台風や地震で、食料を家庭でも備蓄するようなことが推奨されたことが原因なのか、スーパーなどではお米が品薄ですね。 インバウンド云々のことは正直???です。 家庭で備蓄することを呼びかけるなら、…
百人一首第95番目の歌の作者は前大僧正慈円さきのだいそうじょうじえん(慈円)です。 生涯で4度、天台宗の座主となった人です。 今回は前大僧正慈円について紹介します。 前大僧正慈円とは 生年1155年、没年1225年。 関白藤原忠通の六男で、1192年に天台宗…
雨に散る 道端の 置き去りにされた 古い靴の 紐は千切れ 雨に打たれ その傍に 小さな花の群が 雨に咲き 雨に打たれ 雨に散り その小さな花びらは きっと晴れた日 暖められた風に さらさらと舞う 光のように ***** Google Geminiによる解説 暖淡堂の詩「…
2010年9月下旬。 夜から朝にかけて雷雨ということが多かった。 雨季の真っ盛りで、雷の影響か、時々停電もあった。 直射日光に当たらないと、少し涼しく感じる。 雨雲が厚く空を覆っていると、それだけで過ごしやすい。 それでも、暑い。 タイなので。 週末…
こんにちは、暖淡堂です。 暑い日が続いていますね。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 コロナに感染して、療養中の方もいらっしゃるようです。 暑いだけでも体調を崩してしまいますよね。 どうぞご無理されず。 なんとか、乗り切っていきましょう。 先月初…
こんにちは、暖淡堂です。 2024年7月1日付で出向しています。 定年は出向先で迎える予定です。 で、勤務先が変わったので通勤ルートが少し変わりました。 行き先が違うので、当然ですね。 これまでの勤務先への通勤ルートでは、新宿駅で乗り換え。 新しい勤…
こんにちは、暖淡堂です。 暑いですね。 まだしばらく暑い日は続くようです。 身体には負担がかかってしまいます。 せめて気分は軽く過ごしていきましょう。 スカッとする映画を観たいものです。 で、なんとなくYoutubeあたりをウロウロしていたら。 見つけ…
百人一首第94番目の歌の作者は参議雅経さんぎまさつね(藤原雅経)です。 後鳥羽上皇に重用され、藤原定家らとともに「新古今和歌集」の選者の一人でもありました。 今回は参議雅経について紹介します。 参議雅経とは 生年1170年、没年1221年。 官位は従三位…
こんにちは、暖淡堂です。 暑い日が続いていますね。 日々、無理せず、どうぞご安全にお過ごしください。 湿度が高くて蒸し暑いのがとても耐えられません。 それでも、夕方雨が降ったりすると、その後はしばらくは過ごしやすく感じたりします。 タイの方が過…
スカパープ公園前のセブンイレブン 2010年9月上旬。 タイの暑さの盛りは4月から5月。 ソンクラン祭り(水掛け祭り)が終わると、ゆっくりと気温が下がり始める。 9月は、午前中は晴れ、午後は雲が増えてきて、夕方から夜に大雨という日が続くようになってい…
百人一首第93番目の歌の作者は鎌倉右大臣かまくらのうだいじんです。 鎌倉幕府の源頼朝、源頼家に続く第三代将軍源実朝さねとも。 彼は藤原定家を師として和歌を学ぶ文人でもありました。 今回は鎌倉右大臣について紹介します。 鎌倉右大臣とは 生年1192年、…
こんにちは、暖淡堂です。 もう少しで、勤務先が変わります。 所属は同じなのですが。 いわゆる「出向」です。 今度は特許(庁)関連の仕事にドップリと浸かります。 で、さらに半年ほどすると還暦で、その少し後に定年。 定年後も出向先で働き続けることに…
昭和58年、18歳の春から始まった学生時代は、ビールと過ごした時代でもあった。もともと大学入学前からビールは飲んでいたが、それは大学入学後に比べると穏やかなもの。18歳からのビールとの付き合いは、もっと深く、激しいものであった。 新入生歓迎会で、…
富士山が大きく見える こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月に家族で伊豆下田に行ったときの写真を見ていて、まだ紹介していなかったものがあったので記事にしておきます。 道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」の駐車場からみた富士山です。 www.izugateway.com …
ルー=ガルー 徳間書店版 こんにちは、暖淡堂です。 まだ極私的京極祭継続中です。 その他も読んでいるのですが… で、今回は「ルー=ガルー 忌避すべき狼」です。 ついに、手を出してしまったか、という感じではあります。 「鵼の碑」を読み始めるのを、少し…
忠義に篤い若い小姓が切腹を命じられた。将軍家の朝餉の配膳中の失態が理由との事だった。 しかし、それは自らの失態の糊塗を図る上役と、家の断絶を避けようとする裕福な寄合によって着せられた濡れ衣だった。 鬼役の矢背蔵人介は、小姓に着せられた濡れ衣…
休日 金曜日の夜 いつも通り 早めに寝て 土曜日の朝 いつも通り 早めに起きる 窓の外は まだ暗く 部屋の中を 暖めながら コーヒーを飲む そして 休日を どのように過ごすか そのことだけを 考える 借りていた本を積み上げながら 家族との約束のいくつかを 思…
こんにちは、暖淡堂です。 あと一月とちょっとで、今の職場を離れて、別の勤め先に出向します。 次の職場では特許法対応が仕事のメイン。 で、その準備として特許法の勉強を再開して(させられて)います。 準備の過程で、面白いと思ったものを紹介させてい…
こんにちは、暖淡堂です。 今夜は、風と雨、強いですね。 シャッターのない窓ガラスに、大粒の雨が、強風と共に当たって大きな音を立てています。 こんなときは、部屋にいて、ゆっくりと自分の時間を過ごしたいもの。 僕は、矢沢透さんの「あなたがいるだけ…
百人一首第92番目の歌の作者は二条院讃岐にじょういんのさぬきです。 源頼政の娘。 源頼政は、平家政権下で存在感を示し続けた人でしたが、以仁王の挙兵に合流し、戦死しました。 今回は二条院讃岐について紹介します。 二条院讃岐とは 生没年が不詳ですが、…
こんにちは、暖淡堂です。 子供の頃、祖母に連れられて旭川や鷹栖の親戚の家に行ったことがあります。 函館本線で北上。 いくつかのトンネルを通った記憶があります。 で、旭川の手前に、神居古潭駅というのがあって、その辺りの風景なども、うっすらと覚え…
この山の方角から雨雲が近づいてくる 2010年9月上旬。 1月に赴任して、3月末に家族と合流、8月には夏休みで一時帰国をした。 で、9月上旬。 タイは時々大雨が降った。 気温が高いので、少々の雨に濡れても平気だと思っていたが、それが油断に繋がった。 重い…