安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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心得(2) 本を大切にする

本を大切にする。 自分の本も、それ以外も大切に扱う。 自分の書棚にある本は、時々手に取り、ページに息を吹き込む。 挟まれた時間に、しばしの動きを与える。 図書館の本は特に大切にする。 借りていたときに付着していたゴミなどは出来るだけ落とす。 新…

「真田太平記(十)大坂入城」 池波正太郎 真田丸とは

こんにちは、暖淡堂です。 池波正太郎さんの「真田太平記(十)大坂入城」、面白いです。 真田幸村が、わずかな家臣たちとともに九度山を密かに抜け出して大坂城に入ります。 そこには豊臣方につく武将や浪人たちがたくさん集まっていますが、中心となるべき…

【現代詩】「放射光」 理性を曲げるもののイメージ 現代詩の試み

放射光 高速の 無言の 粒子の群が 強力な磁場で 曲げられる時 ささやき交わす (…、ああ、ああ、〝私〟は… 層状に重なる声は 青白い放射光となり 巨大な輪の中心にそびえる 鳥居を 浮かび上がらせる ***** 宇宙のどこか遠い涯から飛んでくる無数の粒子を…

北海道砂川市立豊沼小学校旧校舎正面玄関 児童たちは「大人の玄関」と呼んでいた

北海道砂川市立豊沼小学校正面玄関(1977年卒業アルバムより) こんにちは、暖淡堂です。 昨年12月(2023年12月)に帰省した際、小学校の卒業アルバムを持って帰りました。 その中に、探していたものが見つかりました。 僕が通った小学校の校舎の写真です。 …

「ゴールは見えない」 アリス ゴールが見えた時にどうしてもやってしまうこと

こんにちは、暖淡堂です。 ゴールが見えた時に、どうしてもやってしまうことがあります。 それは、ついつい減速してしまうこと。 そして、横道があれば、そこに進んで、遠回りしてしまうこと。 あるいは、別のゴールを探してしまうこと。 そのせいで、これま…

2010年8月上旬 夏休みの帰省準備【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

バミーヘンとシューマイ 2010年8月上旬。 4月末頃から始まったシラチャ日本人学校の授業は7月下旬に夏休みになった。 タイの日本人学校の夏休みは短い。 7月下旬に始まり、8月下旬には終わる。 大体1か月くらいだった。 僕と妻には、この夏休みのパターンに…

人間と、AIやロボットとの違い 「疲れる」、「飽きる」、「嫌う」

こんにちは、暖淡堂です。 最近、妻と話していたときに思ったことを書いてみたいと思います。 話題は「自分たちの老後」。 僕と妻とが同時に、何かの理由で死ぬのでなければ、どちらかがあとに一人で残ります。 そのときにどのように暮らしていくか。 僕も妻…

告別式から火葬場への移動まで 雨の降り続いた一日 【沙河30】

通夜の翌日は本堂に祭壇を移動させて告別式。 生まれて初めてお経をフルバージョンで聞きました。 曹洞宗なので、おそらく般若心経も唱えられていたのでしょうね。 「ギャーテイギャーテイ」と言っていたような気もします。 当時は、お経の意味はもちろん解…

【現代詩】「午後、駅で」 待ち続けてくれているもののイメージ 現代詩の試み

午後、駅で 駅のプラットフォームの 古い木製のベンチに おばあさんが座っていた 僕の乗る電車が プラットフォームを離れるとき おばあさんはのんびりと おにぎりを食べていた 電車の窓を 早春の陽射しが 暖めていた ***** さだまさしさんの作品に「空…

地震が起こると雨が降る あるいは 雨が降ると地震が起こる

こんにちは、暖淡堂です。 あるとき、ふと、雨が降ると地震がよく起こるなあ、と思ったことがあります。 その反対に、地震があると、そのあと雨が降るなあ、って。 まあ、それぞれ、記憶に残りやすい部分がつながっているだけなのかもしれないなあ、って思っ…

絞り込まれた瞬間の表現力 「有隣堂しか知らない世界 スポーツ写真の世界」

こんにちは、暖淡堂です。 有隣堂の「有隣堂しか知らない世界」、面白いです。 ぜひ多くの方に見ていただきたいです。 で、今回紹介するのが、「【そこまでやるか】スポーツ写真の世界 後編~有隣堂しか知らない世界246~」。 スポーツ写真家の方が出ていま…

「平清盛が、これらの子を捕らえて斬るべしと言った」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(一)

こんにちは、暖淡堂です。 今回から「義経記」の常盤都落ち。 常盤は三人の子らと逃げるのですが、平氏に追われていると知られているので、誰も助けてくれません。 頼りに出来る人がいない状況です。 平清盛が、これらの子を捕らえて斬るべしと言ったとさか…

心得(1) 読書人として生きる

健康に生きること。 毎日、読み続ける生活を無理なく送れるように。 そして、長く読み続けられるように。 疲労も、ストレスも溜めこまない。 たくさんの書物に出会うために。 書物の言葉から呼び起こされるものに、心を自由に響かせるために。 読書について …

「村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に」 寂蓮法師 日本的な風景を目で追うような叙景詩

百人一首第87番目の歌の作者は寂蓮法師じゃくれんほうしです。 定家の従兄弟にあたる人です。 今回は寂蓮法師について紹介します。 寂蓮法師とは 生年は1139年頃、没年は1202年。 俗名は藤原定長で、父は阿闍梨俊海。 後、阿闍梨俊海の兄の藤原俊成(藤原定…

VOCAPANDAさん 「幽遊白書」を歌う 

こんにちは、暖淡堂です。 VOCAPANDAさん、最近続けて「幽遊白書」のテーマ曲のカバーを公開しています。 どの曲も、VOCAPANDAさんのツヤとハリのある声で、情感を込めて歌われています。 オリジナルを知っている人も、十分に納得する出来上がりですね。 以…

中国太古は木徳の王から始まる 十八史略原文データ化極私的プロジェクト

こんにちは、暖淡堂です。 十八史略原文の電子データ化を進めています。 十八史略の冒頭部分、「太古」の内容について簡単に説明します。 「太古」は「天皇てんこう氏」から始まります。木徳ぼくとくによって王となったとされています。 この木徳とは五行(…

【現代詩】「ここ」 言葉は表と裏が同時に生まれるイメージ 現代詩の試み

ここ 不意に目があう と、ここに 搾り落とされる 不定形の 滴 言葉に身を隠す前の ***** 言葉は、相手に向かって発せられると同時に、自分自身に向かっても語りかけます。 今、自分が言いたかったのは、このようなことなのか。 相手に伝えたかったのは…

2010年7月末頃その3 シラチャの街に少しずつ馴染んできた頃【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

スカパープ公園に来ていた果物屋さん 2010年7月末頃のさらに続き。 この頃になって、やっと僕も家族も、タイでの暮らしに慣れ始めてきていた。 妻は、同じサービスアパート(ホテル)に暮らしている他の奥様たちと情報交換を盛んにしているようだった。 シラ…

「夢去りし街角」 アリス あの頃の部室の埃っぽさを思い出す

こんにちは、暖淡堂です。 アリスの曲を聴くと、シングルが発売された当時、自分がどのような暮らしをしていたかを思い出します。 そのくらい、いつも聴いていたということかもしれません。 「夢去りし街角」(B面は「逃亡者」でした)を聴いていたのは中学3…

「邪魅の雫」 京極夏彦 「探偵」の物語として

こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2…

「制服」 松田聖子 卒業ソングシリーズはやらない

こんにちは、暖淡堂です。 そろそろ卒業シーズンですね。 例年多くの方が卒業ソングの紹介をされていますが、僕はやりません。 が、この曲だけは紹介したいと思います。 名曲です。 松田聖子さんの一連のヒット曲の中ではちょっと埋もれ気味。 それでも、印…

「『定年後』の”お金の不安”をなくす」 大江英樹 不安なのは自分の「今」を知らないから

こんにちは、暖淡堂です。 図書館や書店に行くと、どうしても「定年後」、「老後」、「お金」、「不安」と書かれている書物に目がいってしまいます。書店はSEO、上手く出来ていますね。 それはそれとして、今回読んだのは以下の一冊。 「定年後」の”お金の不…

「国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶」 加谷珪一 ゲマインシャフトとゲゼルシャフト

こんにちは、暖淡堂です。 FPの勉強をしていたり、極私的京極祭開催中だったりするため、他の本があまり読めていません。これではいけない、と思い、他の本も数冊積み上げて週末にまとめて読むことにしました。 今回読んだ本の中の一冊が「国民の底意地の悪…

「そのほかに腹違いの子供は多くあった」 義経記 巻第一 義朝都落(みやこおち)の事(四)

こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の四回目。 源義朝と常盤(常盤御前)との間に子供が三人いました。 そのうちの一人、牛若が後の源義経です。 そのほかに腹違いの子供は多くあった。尾張の国熱田の大宮司の娘との間にも子があった。遠江蒲(とうとうみ…

【現代詩】「ともだち」 胸の奥の冷たいしずく 現代詩の試み

ともだち 今日娘のともだちが引っ越していく 娘はいつものように一緒に遊んでいる そして、そのまま別れるようだ この日が、胸の中の冷たいしずくになっていることに気がつくのはいつのことだろうか その日も空が晴れていてくれたらいい ***** 娘がまだ…

「嘆けとて 月やは物を 思はする」 西行法師 平清盛とともに北面武士であった歌人

百人一首第86番目の歌の作者は西行法師さいぎょうほうしです。 定家らの時代にもその歌と生涯は愛されていましたが、現代でも西行法師の歌は多くの人に読み継がれていますね。 今回は西行法師について紹介します。 西行法師とは 生年は1118年、没年は1190年…

2020年3月13日の日記 「自粛疲れ」とすでに書いてあった

こんにちは、暖淡堂です。 コロナのこと、誰かきちんと振り返って記録しておくのがいいでしょうね。 もう忘れかけている気がします。 「統一〇〇」も「パーティー〇〇キックバック」も「確定〇〇」も、記憶の彼方に遠ざかりつつあります。 (「確定〇〇」は…

泣いていた祖母 豊沼-砂川(四十二)

大学のある街への引越し当日は曇っていて、時折雪が降っていた。父の車に一人暮らし用に必要なものを詰め込んで、大学のある街に向かった。父母と妹、それに僕の四人が車に乗って出かけた。祖母は家に残った。玄関で僕たちの出発を静かに見送っていた。車が…

争わない【姿のよいひと】

争わない 姿のよいひとは、争わない。無理に人々の前に出ないし、上に立たない。人々を導かないといけないときは、横に立つ。そして、そっと腕に触れるようにして、一緒に進む。方向を指差し、そちらに向かえ、などと指示をしない。そのひとが選んだ方向を尊…

「覚悟 鬼役(八)」 坂岡 真 シリーズの急展開

風花の舞う夜、将軍家鬼役矢背蔵人介は悪徳商人を暗殺すべく、闇に身を沈める。 だが、その矢背蔵人介の目の前で、見知らぬ武士が商人の命を奪ってしまう。 自らの暗殺にしくじった矢背蔵人介はその武士の背後を探る。 そこには飢饉に喘ぐ東北の民の暮らしを…

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