安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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昭和58年の大学新歓コンパ それは「疾風怒濤」の時代の始まり(*個人の感想です)

こんにちは、暖淡堂です。 昭和58年に大学に入学し、旭川で一人暮らしを始めました。 初めてアパートで一人きりで過ごし、大学の入学式やオリエンテーションも、自分で身支度して出かけました。 ちょっと事情があって、入学式にはスタジャンとジーンズで参加…

【現代詩】「雨の音」 時間を滑り落ちるイメージ 現代詩の試み

雨の音 眠りの底に微かな雨の音を聞いていたそれは、故郷の家のトタン屋根を叩く雨の音だったふと目を覚まし“ここ”に滑り落ちたまだ暗い朝に“ここ”でも雨が降っていた数十年をはさんでなんという偶然だろうまた、僕は… ***** 朝、目が覚めた時に聞く、…

「見せばやな 雄島の海人の 袖だにも」 殷富門院大輔 和歌の上手として多くの歌が勅撰和歌集に選ばれた

百人一首第90番目の歌の作者は殷富門院大輔いんぷもんいんのたいふです。 歌人仲間からは「千首大輔」とあだ名されるほどの多作の人だったようです。 今回は殷富門院大輔について紹介します。 殷富門院大輔とは 生年が1130年頃、没年が1200年頃。 藤原氏北家…

「旅立ち」 松山千春 北海道あるある(僕の周囲だけか?)

こんにちは、暖淡堂です。 北海道出身です。 中学生や高校生の頃、学祭の準備などで、ギターを弾いていると、「『旅立ち』弾いてみて〜」とよく言われました。 友人と二人でギターを弾いていると「打倒!ふきのとう、だなあ〜」とよく言われました。 「打倒…

一本線のジャージが着たかった 仮面ライダー2号への憧れ

こんにちは、暖淡堂です。 小学生の頃、腕や足の部分の横に一本線が入っているジャージが着たかったです。 その理由は「仮面ライダー2号」のカッコ良さに憧れたから。 仮面ライダーと線の数 線の数と仮面ライダーとの関係を整理すると以下の通りです。 仮面…

「Follow The Sun」 谷村新司 旅立ちの歌として

こんにちは、暖淡堂です。 卒業式は一通り終わった頃でしょうか。 卒業された人たちは、新たな暮らしの準備を進めているのでしょうね。 新しい暮らしを始めるということを考えると、思い出す歌がたくさんあります。 この「Follow The Sun」もそんな一曲。 こ…

2010年8月中旬 帰省で初めての一時帰国(続き) 久しぶりのDomDomハンバーガー【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

ハンバーガーショップDOMDOMの紙袋(2010年夏) 2010年8月中旬の一時帰国の続き。 北海道への帰省中は、レンタカーを借りて移動していた。 黒いスバルのインプレッサだった。 車高が低めで、シートも低く、足を前に伸ばす体勢で運転するので、運動不足で筋力…

iPhone 非正規店での修理には要注意

iPhone故障時の対応は慎重に こんにちは、暖淡堂です。 今週は娘のiPhoneが故障してしまい、その修理を初体験しました。 電話故障の顛末 娘の電話が使えなくなったのが、ちょうど娘の大学の卒業式で、袴姿に着替えるために娘が先に出かけた後。 着替えをする…

真田太平記(十一)大坂夏の陣 池波正太郎 真田幸村、愛馬月影とともに

徳川軍の攻撃を凌ぎ切った豊臣方は、徳川家康と和議を結ぶ。 しかしそれは、徳川方の謀略の一段階に過ぎなかった。 豊臣方中枢部の動きに幻滅しながらも、真田幸村は自らの生き方を貫こうとする。 兄、真田信之との対面も、幸村の意志を変えることはできなか…

「春雷」 ふきのとう 春まだ浅い頃に

こんにちは、暖淡堂です。 春分の日に、霙混じりの雨と雷で、驚きました。 で、すぐに思い出したのがこの曲。 車を運転していたのですが、その間ずっと、頭の中を流れていました。 名曲ですね。 ふきのとうのハーモニーがとてもよく生きていると思います。 …

遊んでいた時の事故と、大人たちのおおらかな対応 【沙河33】

子供たちだけで遊んでいると、いろいろなことが起こります。 それぞれに自分たちだけでまず対応をしなければいけなかった。 そんな経験が、僕たちを成長させていたのだと思います。 驚いたり、恐怖を感じたりするようなこともありました。 そんな出来事に対…

【現代詩】「雨のち晴れ」 乾いた日々のイメージ 現代詩の試み

雨のち晴れ 雨、が降っていた 暖かな朝だった 妻と娘に見送られて 家を出た車から たくさんの水滴が落ちた まだ暗い道を 白いライトで擦りながら走る 濡れた猫の死骸がまだある ライトの破片が散らばっている 打ち合わせを終え 蒸し暑い電車の中で過ごしてい…

「清盛は、常盤がもし自分に従いさえするのであれば」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(四)

こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの四回目。 常盤は清盛らに囚われてしまいます。 そして清盛は常盤に文を届ける。 常盤は子らのためと心を決め文を開きます。 清盛は、常盤がもし自分に従いさえするのであれば、将来たとえ平家の敵になった…

【現代詩】「西へ」 彷徨い続けるイメージ 現代詩の試み

西へ あの街は 雪が降り積もると 冬は暖かかった それがわかったのは 冷たい風だけの 冬を何度も過ごしたから 一人きりでは 耐えられなかったかもしれない 立ち続けることも できなかったかもしれない 僕は家族に 仲間に 支えられながら 自分で立ち歩き続け…

「覇王の神殿(こうどの) 日本を造った男・蘇我馬子」 伊東 潤  馬子・額田部・厩戸

こんにちは、暖淡堂です。 歴史で「飛鳥時代」について学びましたね。 推古天皇や聖徳太子、蘇我氏、物部氏などが登場する時代。 ただ、出来事の全体像を流れで理解することができないまま、人名や事件などを個別に覚えていました。 今回、伊東潤さんの「覇…

伊豆下田 ペリーロード散策 伊豆下田への家族旅行

ペリーロードの古い家並み こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月14日(木)の午後、伊豆下田に到着。 車を道の駅「開国下田みなと」に駐車して、小一時間周辺を散策しました。 www.kaikokushimodaminato.co.jp 散策したのは、ペリーに縁のある地域。 その中の…

「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば」 式子内親王 斎院による「忍ぶ恋」の歌

百人一首第89番目の歌の作者は式子内親王しょくしないしんのうです。 賀茂斎院かものさいいんとして11歳から21歳まで過ごした人でした。 今回は式子内親王について紹介します。 式子内親王とは 生年が1149年、没年が1201年。 後白河天皇の皇女です。 守覚法…

【現代詩】「そこにいる」 滑らかにズレる時のイメージ 現代詩の試み

そこにいる ふと、青空を見上げたとき暖かい風に吹かれたとき夏の海の匂いを嗅いだとき妻の肩が僕の肩に触れたとき娘が胸の中に飛び込んできたとき僕の中から、何かがすっと滑り落ち子供の頃空を見上げていたあの田んぼの畦道に流れ込む自分はどこにいくのだ…

昭和56年頃の旭川市のこと 大町岐線ってなんだろう

こんにちは、暖淡堂です。 義父の遺品の「北海道第百科事典」から。 今回は僕が住んだことのある「旭川市」を紹介します。 当時の旭川市の街略図は以下になります。 北海道大百科事典の刊行は昭和56年(1981年)。 僕は昭和58年から4年間暮らしたので、僕が…

道の駅「天城越え」で休憩 伊豆半島縦断中

道の駅「天城越え」 こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月14日(木)と15日(金)で、伊豆下田に行ってきました。 僕は年休消化を兼ねていますが、出向前の気持ちの整理もしたいな、と思っていました。 娘は大学と大学院の間の準備期間で、時間は自由になって…

【旭川のこと】ずっと昔とちょっと昔 路面電車、アパート暮らし、蜂屋のラーメン

子供の頃から、何度も旭川に行っています。両親と行ったり、親戚のおじさんおばさんに連れて行ってもらったり。祖父母と行ったこともあります。我が家は旭川に親戚が多く、旭川という街には馴染みがありました。親戚の家に行くついで、ということもあったと…

楽園のスーパーマーケット 家族旅行で立ち寄ったお店

食文化のパラダイス こんにちは、暖淡堂です。 2024年の3月14日(木)と15日(金)で家族旅行に出かけました。 行き先は伊豆半島の先端の下田。 自家用車で行ってきました。 両日とも好天。 とても気持ちのよい旅行になりました。 伊豆半島に入ってからと下…

【終活の一歩手前】遺品整理を実際に経験してわかったこと 業者選定はよく考えて

ずっと一人で暮らしていた義母が亡くなった後、義兄夫婦と我が家の嫁さんが遺品整理をしました。 僕は相談にのったり、できることを少しだけ手伝ったりしただけですが、色々とわかったことがあります。 自分の両親も、実家で暮らしているので、これから遺品…

【現代詩】「行かない」 そっと離れている 現代詩の試み

行かない 人の集まるところには行かない友だちの集まっているところには行きたくない懐かしい人たちには会いたくないただ、あの風景には無性に会いたくなるあの日の風に、また吹かれたくなるあの夜聴いた歌に、また揺さぶられたくなるだけど、僕は〝ここ〟に…

駅前のロータリーで遊んだこと 三角ベースボールの思い出 【沙河32】

祖父の葬儀の後、数日して夏休みが終わりました。宿題はほぼやっつけで片付けて、学校に提出しました。 宿題をちゃんとやらなかったのは、この年の夏休みだけではないのですが。 夏休み中はほとんど会わなかった同級生たちと再会して、また放課後など一緒に…

晩冬に北海道に行った時のこと 疎林の先のピンネシリ

2022年3月に北海道に帰省した時の写真を見ていました。 その中の一枚が、自分が北海道で暮らしていた頃を思い出す時の最初の風景とほぼ同じであることに気づきました。 雪原の中に疎林があって、その先にピンネシリに連なる山並みが見えます。山は全体が雪に…

「大義 鬼役(九)」 坂岡 真 老中水野越前守の陰

宿直明けの矢背蔵人介は、雨の中、門番と並んで老中水野越前守の登城を見ていた。 不意に老中水野の乗る駕籠を、刺客が襲った。 駕籠に駆け寄り、刺客の前に立ちふさがった矢背蔵人介に、刺客は何事かを依頼した。 水野越前守は、倒れた刺客の遺体に殴る蹴る…

【現代詩】「追いつく、風」 あの日と同じ青空 現代詩の試み

追いつく、風 青い空を見上げてふと子供の頃同じような青い空を見上げながら思っていたことが〝ここ〟に追いついた時背中から手の先、足の先に向かって冷たい流れが走り胸の〝底〟でその源がゆったりと揺れるあの日の僕はここまで来たんだ…そう思うと青い空…

「常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(三)

こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの三回目。 常盤が清盛と対面します。 清盛は常盤を見て、急に怒りがさめてしまいます。 一転して、常盤にご執心となります。 常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた。悪七兵衛景清(あくしちひょう…

社会にデビューする:20代で働くということ

こんにちは、暖淡堂です。 なんとなく、「働く」ことについて考えています。 学校を卒業して、多くの方は働き始めると思います。 社会人デビューですね。 で、それまで自分を守ってくれていたものから離れて、自分自身の社会の中に入っていかないといけませ…

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