安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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社会にデビューする:20代で働くということ

こんにちは、暖淡堂です。 なんとなく、「働く」ことについて考えています。 学校を卒業して、多くの方は働き始めると思います。 社会人デビューですね。 で、それまで自分を守ってくれていたものから離れて、自分自身の社会の中に入っていかないといけませ…

人生のステージは何段階?

こんにちは、暖淡堂です。 人生のステージについて考えてみました。 生まれて、学校に通って、働いて、老後を過ごして、最後を迎える。 スタンダード5段階でしょうか。 このところ、働いて、老後を過ごして、のあたり少し変わって来ていますね。 働いて、少…

【現代詩】「オモチャ屋さん」 消費の場としての玩具屋のイメージ 現代詩の試み

オモチャ屋さん 騒音の中で子供たちが遊んでいる疲れた顔をしてなにかが吸い取られているようだ ***** ついつい余計なことを言ってしまうことがあります。 そろそろこの辺りを矯正しないと、ただの老害発生源になってしまいそうです。 この詩も、そんな…

「北海道大百科事典」上下巻 北海道新聞社 昭和までの北海道の事蹟の集大成

北海道大百科事典 こんにちは、暖淡堂です。 僕の書棚の隅に、デカくてオモイ本が2冊あります。 さすがの京極本も、これにはかないません。 「北海道大百科事典」上下巻、北海道新聞社編集で、昭和56年8月20日発行のものです。 元々は義父の蔵書にありました…

「エンブレム」 フルアルバム 谷村新司 心が震える名曲群

こんにちは、暖淡堂です。 谷村新司さん、今でもときどき思い出しています。 名曲が多いですね。 アルバムに収録されている曲で、シングル等になっていないものにも、忘れられない名曲がたくさんあります。 それらを紹介しようとすると、ネット上で共有され…

2010年8月中旬 帰省で初めての一時帰国 涼しい夏【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

札幌の時計台 2010年8月中旬。 3月末に家族でタイのシラチャで暮らし始めてから、初めての家族揃っての一時帰国をした。 妻と娘は先に北海道に帰省。 僕は少し遅れて北海道に行った。 妻と娘は、妻の実家のある小樽に数日滞在していた。 その間、妻の従姉妹…

フィナンシャル・プランニング技能士2級も「完全合格」でした 早速次に進みます

こんにちは、暖淡堂です。 2024年1月28日(日)に実施されたフィナンシャル・プランニング技能士試験の合格発表は2024年3月8日(金)。 FP協会のHPで合否が確認できました。 で、ちょっとドキドキしながら、確認してみると。 「完全合格」 となっていました…

「飽きる」というのは、結構大事なことかもしれません 人間と、AIやロボットとの違い

こんにちは、暖淡堂です。 前回、人間と、AIやロボットとの違いを考えていて気づいた、「人間は飽きる」ということ。 これって、結構大事な違いなのではないかと思い始めています。 飽きずに一つのことを続けると、大きな物事を成し遂げることができるでしょ…

【現代詩】「脆いものの底に」 時の流れのイメージ 現代詩の試み

脆いものの底に 流行するとは やがて廃れるということだ 先頭に立つということは やがて追い抜かれるということだ 目立ってしまうと 皆にいじられ汚れていく 千年、二千年、三千年の時間に洗われ 角が取れ、鈍く光る 触れると冷たいが 次第にさわやかな風を…

大雨による水害と、葬儀の後のこと 【沙河31】

葬儀が終わると、遠くから来ていた親戚は、一度我が家に移動しました。 簡単な食事をして、お酒を飲む人たちは改めて飲み直しました。 それから帰る人と、そのまま家に泊まる人に別れて、家に泊まることになった人たちはさらに飲み続けました。 雨は止んでい…

心得(3) 古典を読む

多くの作家の作品を読む。 最近の作者の作品も、古典も。 現在、たくさんの人に読まれている作品を読み、長い時間かけて多くの人に読み続けられてきた書物を読む。 心の中に数千年の時間軸を持ち、その上を自由に行き来する。 そして、自分にだけ語りかけて…

「そこへ、常盤の母、関屋という者が」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(二)

こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの二回目。 都では、常盤の母、関屋が平家の手に落ちます。 それを心配する常盤は、三人の子らをつれて都に出て行きます。 そこへ、常盤の母、関屋という者が、楊梅(やまもも)町に住んでいるということを…

【現代詩】「暮らす」 鞄の重い朝 現代詩の試み

暮らす 家を出るときに 鞄の重たすぎる日がある それでも家を出ると 冷たい雨が降っていることがある 人に会う前に すでに色々と僕を押し戻すものがたくさんある そんな時 少し先にいる僕に引っ張ってもらう それは数年先の自分かもしれない そこにいる僕は …

「難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ」 皇嘉門院別当 難波江の一夜の恋に身を尽くし

百人一首第88番目の歌の作者は皇嘉門院別当こうかもんいんのべっとうです。 皇嘉門院聖子せいしに仕えた人でした。 今回は皇嘉門院別当について紹介します。 皇嘉門院別当とは 生没年は不詳。 藤原忠通の娘で崇徳天皇の皇后であった皇嘉門院聖子に支えていま…

心得(2) 本を大切にする

本を大切にする。 自分の本も、それ以外も大切に扱う。 自分の書棚にある本は、時々手に取り、ページに息を吹き込む。 挟まれた時間に、しばしの動きを与える。 図書館の本は特に大切にする。 借りていたときに付着していたゴミなどは出来るだけ落とす。 新…

「真田太平記(十)大坂入城」 池波正太郎 真田丸とは

こんにちは、暖淡堂です。 池波正太郎さんの「真田太平記(十)大坂入城」、面白いです。 真田幸村が、わずかな家臣たちとともに九度山を密かに抜け出して大坂城に入ります。 そこには豊臣方につく武将や浪人たちがたくさん集まっていますが、中心となるべき…

【現代詩】「放射光」 理性を曲げるもののイメージ 現代詩の試み

放射光 高速の 無言の 粒子の群が 強力な磁場で 曲げられる時 ささやき交わす (…、ああ、ああ、〝私〟は… 層状に重なる声は 青白い放射光となり 巨大な輪の中心にそびえる 鳥居を 浮かび上がらせる ***** 宇宙のどこか遠い涯から飛んでくる無数の粒子を…

北海道砂川市立豊沼小学校旧校舎正面玄関 児童たちは「大人の玄関」と呼んでいた

北海道砂川市立豊沼小学校正面玄関(1977年卒業アルバムより) こんにちは、暖淡堂です。 昨年12月(2023年12月)に帰省した際、小学校の卒業アルバムを持って帰りました。 その中に、探していたものが見つかりました。 僕が通った小学校の校舎の写真です。 …

「ゴールは見えない」 アリス ゴールが見えた時にどうしてもやってしまうこと

こんにちは、暖淡堂です。 ゴールが見えた時に、どうしてもやってしまうことがあります。 それは、ついつい減速してしまうこと。 そして、横道があれば、そこに進んで、遠回りしてしまうこと。 あるいは、別のゴールを探してしまうこと。 そのせいで、これま…

2010年8月上旬 夏休みの帰省準備【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

バミーヘンとシューマイ 2010年8月上旬。 4月末頃から始まったシラチャ日本人学校の授業は7月下旬に夏休みになった。 タイの日本人学校の夏休みは短い。 7月下旬に始まり、8月下旬には終わる。 大体1か月くらいだった。 僕と妻には、この夏休みのパターンに…

人間と、AIやロボットとの違い 「疲れる」、「飽きる」、「嫌う」

こんにちは、暖淡堂です。 最近、妻と話していたときに思ったことを書いてみたいと思います。 話題は「自分たちの老後」。 僕と妻とが同時に、何かの理由で死ぬのでなければ、どちらかがあとに一人で残ります。 そのときにどのように暮らしていくか。 僕も妻…

告別式から火葬場への移動まで 雨の降り続いた一日 【沙河30】

通夜の翌日は本堂に祭壇を移動させて告別式。 生まれて初めてお経をフルバージョンで聞きました。 曹洞宗なので、おそらく般若心経も唱えられていたのでしょうね。 「ギャーテイギャーテイ」と言っていたような気もします。 当時は、お経の意味はもちろん解…

【現代詩】「午後、駅で」 待ち続けてくれているもののイメージ 現代詩の試み

午後、駅で 駅のプラットフォームの 古い木製のベンチに おばあさんが座っていた 僕の乗る電車が プラットフォームを離れるとき おばあさんはのんびりと おにぎりを食べていた 電車の窓を 早春の陽射しが 暖めていた ***** さだまさしさんの作品に「空…

地震が起こると雨が降る あるいは 雨が降ると地震が起こる

こんにちは、暖淡堂です。 あるとき、ふと、雨が降ると地震がよく起こるなあ、と思ったことがあります。 その反対に、地震があると、そのあと雨が降るなあ、って。 まあ、それぞれ、記憶に残りやすい部分がつながっているだけなのかもしれないなあ、って思っ…

絞り込まれた瞬間の表現力 「有隣堂しか知らない世界 スポーツ写真の世界」

こんにちは、暖淡堂です。 有隣堂の「有隣堂しか知らない世界」、面白いです。 ぜひ多くの方に見ていただきたいです。 で、今回紹介するのが、「【そこまでやるか】スポーツ写真の世界 後編~有隣堂しか知らない世界246~」。 スポーツ写真家の方が出ていま…

「平清盛が、これらの子を捕らえて斬るべしと言った」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(一)

こんにちは、暖淡堂です。 今回から「義経記」の常盤都落ち。 常盤は三人の子らと逃げるのですが、平氏に追われていると知られているので、誰も助けてくれません。 頼りに出来る人がいない状況です。 平清盛が、これらの子を捕らえて斬るべしと言ったとさか…

心得(1) 読書人として生きる

健康に生きること。 毎日、読み続ける生活を無理なく送れるように。 そして、長く読み続けられるように。 疲労も、ストレスも溜めこまない。 たくさんの書物に出会うために。 書物の言葉から呼び起こされるものに、心を自由に響かせるために。 読書について …

「村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に」 寂蓮法師 日本的な風景を目で追うような叙景詩

百人一首第87番目の歌の作者は寂蓮法師じゃくれんほうしです。 定家の従兄弟にあたる人です。 今回は寂蓮法師について紹介します。 寂蓮法師とは 生年は1139年頃、没年は1202年。 俗名は藤原定長で、父は阿闍梨俊海。 後、阿闍梨俊海の兄の藤原俊成(藤原定…

VOCAPANDAさん 「幽遊白書」を歌う 

こんにちは、暖淡堂です。 VOCAPANDAさん、最近続けて「幽遊白書」のテーマ曲のカバーを公開しています。 どの曲も、VOCAPANDAさんのツヤとハリのある声で、情感を込めて歌われています。 オリジナルを知っている人も、十分に納得する出来上がりですね。 以…

中国太古は木徳の王から始まる 十八史略原文データ化極私的プロジェクト

こんにちは、暖淡堂です。 十八史略原文の電子データ化を進めています。 十八史略の冒頭部分、「太古」の内容について簡単に説明します。 「太古」は「天皇てんこう氏」から始まります。木徳ぼくとくによって王となったとされています。 この木徳とは五行(…

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