安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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歴史と古典

「管子」の言葉より 国会や選挙があると、一定数のアクセスがあります

こんにちは、暖淡堂です。 ブログを複数運営しています。 アメブロでは2サイト作っていて、思い出したようにポツリポツリと記事を更新しています。 アメブロははてなと同じように、ユーザーが特に何をしなくてもSEO的に強いと感じられます。 放置状態でも、…

中国太古は木徳の王から始まる 十八史略原文データ化極私的プロジェクト

こんにちは、暖淡堂です。 十八史略原文の電子データ化を進めています。 十八史略の冒頭部分、「太古」の内容について簡単に説明します。 「太古」は「天皇てんこう氏」から始まります。木徳ぼくとくによって王となったとされています。 この木徳とは五行(…

戦国武将が読んだ「十八史略」って、いつ頃書かれたもの?

十八史略とは 徳川家康をはじめとする戦国武将たちも愛読した「十八史略」。 これは中国の歴史書です。 内容は太古の伝説的な出来事から始まって、歴代の国のことを書いて、最後は元が南宋の支配圏を飲み込むまで。 特に宋(北宋)から南宋の滅亡までが詳し…

現代語訳 義経記 前一

こんにちは、暖淡堂です。 古典の「義経記」をゆっくりと紹介していきたいと思います。 暖淡堂による現代訳を少しずつ掲載します。 ほぼ一回一文くらいずつのペースです。 「義経記」とは、あの、源義経を主人公にした物語です。 「平家物語」を読み終えた後…

心處其道、九竅循理。春秋時代から伝わる心術の歴史 第4回

こんにちは、暖淡堂です。 中国の古典「管子四篇」の「心術」を紹介しています。はるか昔の人が書いた文章を読みながら、時代を超えて語りかける声に耳を澄ましてみましょう。 心處其道、九竅循理。 この漢字八文字を少しずつ読んでみたいと思います。 心處…

建武の新政に失敗した後醍醐天皇が吉野に逃れたあと、足利尊氏が北朝で即位させた天皇は? 北方謙三「道誉なり」を読む

こんにちは、暖淡堂です。 歴史に関心があって、色々と歴史書などを読んでいても、鎌倉幕府体制の終了から建武の新政、南北朝にかけての時代はわかりにくいですよね。 後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成の他、登場する人物も非常に多い。 後醍醐天皇は南朝なの…

戦国武将たちはなぜ「十八史略」を読んだのか 還暦と定年を機会に古典を学び直すために最適な入り口

こんにちは、暖淡堂です。 還暦や定年を機会に古典を学び直すのはとても有意義なことだと考えています。 人生経験も十分に積んでいるので、古典を読むときの理解が、若い頃よりもずっと深くなっていることに気づくはず。 改めて古典を読もうと思った場合、で…

九竅之有職、官之分也。春秋時代から伝わる心術の歴史 黄老思想の源流:菅子四篇から

黄老思想の源流:老子 こんにちは、暖淡堂です。 古典からは様々なものが学べます。古典を読んでいると、今、書店で売られている本に書かれているような内容のものが、すでに2000年以上前にもあったりします。2000年以上にわたって書き続けられている内容っ…

心之在體、君之位也。春秋時代から伝わる心術の歴史:菅子四篇の心術から

こんにちは、暖淡堂です。 皆さんは、心と身体の関係について考えたことはありませんか? この関係について、2500年以上も前に書かれた書物があるのをご存知でしょうか。 それが「管子」と呼ばれる書物の中の「心術」という篇です。 「心術」は、上下篇に分…

アメブロ「日向の部屋」で書いた記事を紹介します 「菅子四篇内業」より

こんにちは、暖淡堂です。 はてなブログのほかに、アメブロとGoogle Bloggerでブログサイトを運営しています。 今日はアメブロで運営している「日向の部屋」の記事を一つ紹介します。 2023年6月25日(日)の以下の記事になります。 ameblo.jp 「暖淡堂」は「…

中国の古典「十八史略」に描かれる中国の太古 人間を治めていた王が教えたのはどんなことか

こんにちは、暖淡堂です。 十八史略の原文データ整理を進めています。 中国の歴史(伝説も)が簡略な文章で書かれていて、とても面白い書物です。 以下のサイトになります。 ぜひお立ち寄りください。 sanboku.blogspot.com で、今回は、十八史略の冒頭の部…

十八史略の原文データ整理中です 中国の太古から南宋の滅亡までの歴史書【十八史略:古典文学】

中国の歴史 こんにちは、暖淡堂です。 「十八史略」という書物をご存知でしょうか。 南宋末期から元の時代に生きた曾先之という人がまとめた歴史書です。 「史記」や「漢書」などの代表的な史書を基に、中国の太古から元によって南宋が滅ぼされるまでの長い…

「部首のはなし」 「部首のはなし2」 阿辻哲次 漢字は、ややこしくもあり、興味深くもあり

こんにちは、暖淡堂です。 最近、漢字の入力時間がとても長くなっています。 それも、変換候補になかなか出てこないような漢字ばっかりで。 出てきても、そこからさらに旧字体を探したりして。 それもこれも、それなりに楽しんではいるのですが。 で、今回読…

「平家物語 あらすじで読む源平の戦い」 板坂耀子 物語の構図

こんにちは、暖淡堂です。 平家物語、何度か通読しています。 読むたびに発見があります。 一生の間に、何度も繰り返して読むのでしょうね。 で、今回読んだのが「平家物語 あらすじで読む源平の戦い」。 タイトルはこう書かれていますが、内容はあらすじど…

中国の古代の王たちの姿 十八史略から

十八史略に書かれている中国古代の王たちの姿を紹介します。 リンクはGoogle Bloggerで運営している「散木の小屋」の記事になります。 天皇氏 ほぼ人の姿で描かれることが多いようですが、年齢が一万八千歳。 兄弟が十二人いて、みな同じ年齢だけ生きたよう…

中国の古典「臨済録」と「十八史略」の紹介を続けています

Bloggerで運営しているサイト「散木の小屋」の方で、「臨済録」と「十八史略」の紹介をしています。 「臨済録原文全文」 sanboku.blogspot.com Bloggerにはpageという面白い機能があって、記事を書いても、そのままではブログのように更新されないのですが、…

古本と著作権のこと 【著作権あれこれ】

神田古本まつり2022 こんにちは、暖淡堂です。 今年は神田古本まつり(神保町ブックフェスティバル)、たくさん人が集まっています。 開催は11月3日(木)まで。 詳細は以下のサイトをご参照ください。 第62回東京名物 神田古本まつり - BOOKTOWNじんぼ…

漢和辞典の二つの入り口 読み方がわかる場合とわからない場合 索引を使いこなすことが鍵

三省堂全訳漢辞海 こんにちは、暖淡堂です。 三省堂の全訳漢辞海、愛用しています。 漢和辞典は漢文や中国の古典を読む時には欠かせないものですよね。 そうではありますが、使い方にちょっとしたクセがあります。 英和辞典みたいにアルファベット順になって…

「著作権」という言葉が使われ始めたのはいつ? 【著作権あれこれ】

著作権者 「著作権」という言葉がいつ頃から使われ始めたか、ご存じでしょうか。 著作権は、英語ではCopyright。これの意味は版権に相当します。日本語の著作権を英語にするとAuthor's rightのようになります。 版権といった場合は、出版する側の権利であっ…

海外作品の日本国内での著作権保護について 【著作権あれこれ】

シェイクスピア 著作権者が外国人であっても、その著作権は日本国内でも守られています。その根拠はベルヌ条約と万国著作権条約、それに最近発効したTRIPS協定。日本はいずれにも加盟していますので、これらの条約加盟国内では著作権が守られることになりま…

化育万物、謂之徳。 徳とは万物を育てるもの:菅子四篇 心術上 (8)

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第八回目です。 徳の説明です。 心術上第三十六(短語十) 原文 化育万物、謂之徳。 書き下し文 万物を化育する、これを徳という。 現代語訳 万物を養い育てるもの、これを徳という。 「菅子四篇」暖淡堂書…

智乎、智乎。投之海外、無自奪。 知識を求め続けることの虚しさ :菅子四篇 心術上 (7) 

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第七回目です。 今回は知識について。 誰でも知識を求めますが、その知識を求めるということに対して、干支の心術では次のように言います。 心術上第三十六(短語十) 原文 人皆欲智、而莫索其所以智乎。智…

道在天地之閒也、其大無外、其小無内。 道の在り方について、その大きさでの説明 :菅子四篇 心術上 (6)

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第六回目です。 道の在り方を、その大きさで説明している文章を紹介します。 その文章を参考にしながら、道について考えてみたいと思います。 心術上第三十六(短語十) 原文 道在天地之閒也、其大無外、其…

靜乃自得。 自らのあるべき位置を保つ :菅子四篇 心術上 (5)

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第五回目です。 心術上の冒頭部分の内容が、改めて説明されています。 ここではそれぞれの職分をきちんとわきまえている状況ができたうえで、君主が取るべき態度を述べています。 心術上第三十六(短語十) …

君子不休乎好。 好むものだけに頼らない :菅子四篇 心術上 (4) 

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第四回目です。 これまでは「道」について説明してきました。 今回は「道」とともに生きる「君子」についての文章です。 「君子」は、ときに「聖人」と呼ばれることもあります。 心術上第三十六(短語十) …

大道可安而不可説。 「大道」とは安んじるところである :菅子四篇 心術上 (3) 

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第三回目です。 前回は「道」について書かれた部分を紹介しました。 今回の文章は、「道」をより詳しく説明しています。 心術上第三十六(短語十) 原文 大道可安而不可説。眞人之言、不義不顧。不出於口、…

道不遠、而難極也。 「道」とはどこにどのようにしてあるのか :菅子四篇 心術上 (2) 

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 再開後の第二回目です。 その管仲の名のもとに集められた文章をまとめたのが「管子」という書物。 「菅子四篇」はその「管子」の中の「心術上、心術下、白心、内業」の四つの篇のこと。 今回は心術の中で主要な位置…

菅子四篇の紹介を再開します :菅子四篇 心術上 (1) 

菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 少し間があいてしまいましたが、「菅子四篇」の紹介を再開したいと思います。 管仲は、中国春秋時代、当時の中国北東部にあった斉という国の宰相を務めた人物。 彼は国の制度を改め、経済を発展させ、その結果として…

覇王の佐 ―宰相管仲― (3)

中国春秋時代の斉の国の宰相管仲は論語の中にも登場します。それも数回。孔子の時代には管仲という人物はまだ人々の記憶に残っていたようです。 孔子にとって、管仲は簡単には評価できない人物。業績は無視できませんが、孔子の教えていることとは必ずしもそ…

著作権法は、そもそも何のためにあるの? 【古典と著作権】

ブログやその他のSNSで情報発信する際に気をつけないといけない著作権法。 何だか面倒臭いルールのようにも感じられます。 しかし、著作権者の権利は国の法律で守られています。 国際的にも条約で取り決めがあるくらいにとても大切なものです。 その著作権法…

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