安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかな暮らしのために

暖淡堂の書棚

【読書記録】横溝正史 「日本探偵小説全集9 横溝正史集」 名探偵金田一耕助登場

日本探偵小説全集 9 /東京創元社 楽天市場 Amazon Yahooショッピング by カエレバ きっともう五回以上読んでいます。 この本を買ったのが1992年。 その頃は本格ミステリーの若手の作家の方が多くデビューされていて、数多くの作品が世に出されていました。 …

【読書記録】なぎら健壱 「町の忘れもの」 東京の街のノスタルジー

なぎら健壱さんの本を読みました。 町の中の忘れられていたものを見つけて、それをそっと写し取ったような写真に、優しい語り口の文章が添えられています。 一気読みをしてしまいました。 暖淡堂は東京の生まれではありませんが、東京にも、僕が懐かしいと感…

【読書記録】浅田次郎 「長く高い壁」 昭和13年の中国大陸の描写

小説の巧者、浅田次郎さんの小説を読みました。 舞台は昭和13年(1938年)の中国、長城の張飛嶺。 そこで起こった分隊10名全員死亡という事件。 その解決に、従軍作家と検閲担当中尉が向かいます。 現地にはコワモテの憲兵曹長。 この三人が、関係者への尋問…

【初めて自分で買って読んだSF】若桜木虔 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

中学生の頃ですね。 砂川の「いわた書店」で文庫を買いました。 iwatasyoten.jimdosite.com 映画を観る前だったのですが、ラストシーンを涙を流しながら読んだのを覚えています。 そのくらい感動しました。 もともとSFは好きで、小学生の頃、学校の図書室に…

【読書記録】安倍寛信 「安倍家の素顔」 安倍氏とは、あの系譜に連なる一族

安倍寛信さんは、安倍晋三さん、岸信夫さんのお兄さん。 その安倍寛信さんが安倍元総理の退陣後、2020年冬に発表された本です。 この本では、安倍家、岸家の系図、相関などが家族の視点で描かれています。 安倍元総理の業績や政治信条などはほとんど書かれて…

【読書記録】沖 幸子 「50過ぎたら暮らしは単純、気持ちは豊かに」 老後を生きるための準備は50代に

この本、初めは嫁さんが読んでいました。 それを、ちょっと借りて、先に読み終えてしまいました。 とても勉強になります。 ちょうど50代の終わりに差し掛かっている暖淡堂としては、書かれていることがほぼすべてためになることばかり。 今回の読書で学ん…

【読書記録】上田秀人 「百万石の留守居役十七 要訣」 壮絶な舌戦の果て

上田秀人さんの小説のファンは多いかと。 剣戟シーンもとても面白いのですが、言葉で挑む舌戦にも息を呑みます。 この「百万石の留守居役」シリーズは、加賀前田藩の宿老本多政長の娘婿、瀬能数馬の成長を描いています。 シリーズ前半の、徳川将軍位継承での…

【読書記録】北方謙三 「楊令伝十五 天穹の章」 夢として伝承されるもの

北方謙三さんの「楊令伝」、全巻再読しました。 二度目も面白く読み進められました。 年で、物忘れが激しくなっていることもあるかもしれませんね。 「楊令伝」は「水滸伝」を承けて続けられたシリーズ。 楊志の子として育てられた楊令を主人公としています…

【読書記録】「満足死 寝たきりゼロの思想」 奥野修司 満足死と尊厳死の違いとは?

自分がどのように死ぬのか。その死に方を自分で選べるのか。そして、最後に自分はその死に方に満足して死んでいけるのか。 終活に関する本を探していて、この本に出会いました。この本はノンフィクションの作品です。作者の奥野氏は、四国高知県の漁港に近い…

【読書記録】老いは病気ではない 「腰痛は歩いて治す」 谷川浩隆

厄年の頃にギックリ腰を経験してから、時々腰痛でしんどい思いをしています。長時間座っていたり、きつい肉体労働をしたりした後には大体腰痛が出ます。 なんとか治す方法はないかと思っていたのですが、この本を目にしたので手に取って読んでみることにしま…

【読書記録】面倒臭がらずに勉強すべきだった… 「結婚したら知っておきたい保険の選び方」 三田村京

正直、保険のことを考えるのは面倒でした。内容を理解するのが難しかったり、金額の計算がややこしかったり。それに、保険に加入した時には、60歳とか65歳とかになるのはずっと先のことで、その頃にどんな暮らしをしているのか、どれくらいお金が必要になる…

【読書記録】繁田信一 「殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語」 色彩鮮やかな時代の影

源氏物語に関する本を手にする機会が増えました。 で、今回読んだ本がこれです。 とても面白く、一気に読んでしまいました。 平安時代の貴族たちの乱暴狼藉エピソードがたくさん書かれています。 平安時代のイメージは、色鮮やかな絵巻のようなもの。 色彩鮮…

【読書記録】本田桂子 エンディングノートのすすめ 自分のため、家族のために残すもの

エンディングノート、準備されていますか? まだまだ自分は、死ぬことなんて考えていない。 そんな人がほとんどでしょう。 でも、人はいつか必ず死にます。 それも、自分で予定など立てられません。 自分が死んだあと、家族が困らないように、できる準備をし…

【読書記録】田村圭介 「なぜ迷う 複雑怪奇な東京迷宮駅の秘密」 ダンジョン再び

また駅の本を読んでしまいました。 通勤で使う新宿駅のイメージが強いせいでしょう。 なんでこんなに人が多いのかと、腹立たしく思ったこともあります。 新宿駅の朝の通勤時間帯、自分の行くべきホームにたどり着くことが大仕事です。 職場に着くまでに、す…

【読書記録】岸本裕紀子「感情労働シンドローム」 虚無感、無力感の底にあるもの

労働は、肉体労働と頭脳労働に分けられてきました。 そこに感情労働と呼ぶべきものが加わっていて、その感情労働でのストレスが、近年、私たち労働者の感じる虚無感、無力感の背後にあるようです。 感情労働とは、感情のコントロールも仕事の内容に含まれる…

【読書記録】ニコラス・スパークス Three weeks with my brother - a memoir 自分の過去を振り返りながら

ニコラス・スパークス(Nicholas SPARKS)の作品です。 この本だけ、兄のマイカ(Micah)との共著の形になっています。 出版は2004年。 探したのですが、邦訳がまだないようです。 この本は、娘がまだ小さかった頃に買いました。 自分も仕事の内容が変わり、…

【読書記録】「沿線格差 首都圏鉄道路線の知らせざる通信簿」 東急の創設者って知ってる?

電車に乗って移動すると、路線ごとに窓の外の景色の雰囲気が違うことに気づきますね。 その理由を、データに基づいて説明したのがこの本です。 書いた人たちは「首都圏鉄道路線研究会」といいます。 中央線、総武線、東急、東武、京王、小田急などの沿革や現…

【読書記録】中山庸子「自分をとり戻すための読書術 本と対話する生き方」 

外山滋比古さんもそうですが、中山庸子さんとも出会います。 たくさん本を読んでいると。 本好きの人を引き寄せるなにかがあるのかもしれません。 中山庸子さんご自身の読書体験から、書斎兼仕事場のご紹介、本の整理の仕方まで幅広く書かれています。 どれ…

【暖淡堂書房の書籍一覧】2022年2月18日現在

こんにちは、暖淡堂です。 2022年2月17日時点での暖淡堂書房の書籍一覧になります。 書籍の新規追加はありません。 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」の卦辞の比較を書いた書籍の準備中です。 以下のリストにある書籍はいずれもAmazon Kindleの電子書籍とし…

【読書記録】外山滋比古 「乱読のセレンディピティ」 忘却のすすめ

読書を続けていると、何度も遭遇する作者がいます。 外山滋比古さんもその一人。 「思考の整理学」がよく知られていますね。 で、今回は「乱読のセレンディピティ」。 いろんな本を読むことを勧めています。 この本で興味深かったのは以下です。 本は乱読し…

【読書記録】黒川伊保子 「夫のトリセツ」 取り扱われるもののタシナミとして

身がひきしまる思いです。 黒川さんには「妻のトリセツ」という本もあって、そちらも話題になっていましたが、未読です。機会があれば読んでみたいと思っています。 今回は「夫のトリセツ」。 取り扱われるものとしてふさわしいタシナミを身につけておきたい…

【読書記録】上野千鶴子 古市憲寿 「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください」

「おひとりさまの老後」の上野千鶴子さんと、あの古市憲寿さんの対談です。 テーマは「介護」。 上野さんは、現状の社会制度やご自身の老後を見すえてのご発言。 で、古市さんは、ご両親の介護がテーマになっています。 お二人の視点の違い、発想法の違いな…

【読書記録】成毛眞 「バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる」 見た目が大事

おお、そうきたか。 でも、見た目は大事かもしれません。 特にスマホでサイトを見ている場合、スクロールしながら目にとまったものを開いて読むので、はじめの一文とサイトの見た目の印象には力を入れるべきですね。 この本で、印象に残ったのは以下です。 …

【読書記録】永島穂波 「はじめてのSEO & SEM Yahoo!・Google対策入門」 結局大切なことは変わっていない

10年以上、変わっていないのですね。 やらないといけないことは。結局。 図書館で見つけて、目を通してみました。 発行が2009年です。 多くの人が読んだみたいで、角がボロボロです。 ただ、この当時(2009年)は、読者として想定されているのがWebサイトを…

【読書記録】田村圭介×上原大介 「新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか」 新宿ダンジョン

ダンジョンとはなにか。 RPGがお好きな方はご存知かもしれません。 ざっくりというと「地下の迷宮」。 新宿駅の地下がダンジョンであると見抜き、「新宿ダンジョン」というゲームを作った上原大介さんと、建築士であり建築の研究者である田村圭介さんが、共…

【読書記録】岡本真一郎 「なぜ人は騙されるのか 詭弁から詐欺までの心理学」

詐欺、虚偽の広告、言い逃れ、詭弁、フェイクニュース。 これらが実際に存在し、現状では有効な対策がない。 その背景にある心理学的なメカニズムが説明されています。 先端の研究結果やデータを引用しながら議論が続けられています。 それぞれ納得できる内…

【読書記録】伊坂幸太郎 「死神の浮力」 それで何が解消されるのか

小学生だった娘を殺害された山野辺夫妻の前に、死神の千葉が現れた。 その日、容疑者の本城は無罪判決を受けて自由の身になっていた。 本城が犯人であることを山野辺夫妻は確信している。 本城自身が、夫妻にその証拠を示して、自分が犯人であることを知らせ…

【読書記録】坂口孝則 「稼ぐ人は思い込みを捨てる」 統計データで検証する日本の常識

この本の発行日を見て「しまった!」、と思いました。 2020年10月10日。 この並びの美しさ。 自分も何かをしておけばよかった。 それはそれとして。 この本では、我々が常識と思っていることを、公表されている統計データをもとに検証し、その思いがたんなる…

【読書記録】小杉俊哉・神山典士 「組織に頼らず生きる 人生を切り開く7つのキーワード」 2004年から今までで何かが変わったのか?

この本が発行されたのが2004年。 書かれている内容が、「働くことの意義」、「自己実現」、「個の自立」、「キャリア」、「自己実現」。 いずれも、今日でも自己啓発書のテーマであり続けています。 この当時から、変わっていないということですね。 息の長…

【読書記録】天野彰 「夫婦の家」 子育てのための家でなく

結局、最後は夫婦だけで暮らすことになります。 子育てのために生活環境を選んだり、子供のための部屋を作ったり。 でも、結局は子供は家を出て行くもの。 後には子供が老いていったガラクタと、空き部屋と老夫婦だけが残される。 そんな状態では、家のメン…

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