安心感の研究 by 暖淡堂

暖淡堂の雑記ブログ

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暖淡堂の書棚

「終電の神様 夜明けの行進」 阿川大樹 もうすぐ希望が叶う…

こんにちは、暖淡堂です。阿川大樹さんの「終電の神様」シリーズ、とても好きです。終電に乗りそびれた人たちのドラマが、短編連作の形で書かれています。そのどれもが、とても面白い。で、この「夜明けの行進」。これまでの作品とちょっと違って。これまで…

真田太平記(十二)雲の峰 池波正太郎 真田信之の戦い

徳川家による幕府体制を盤石なものにするために執念を燃やした家康が亡くなった。 関ヶ原の戦に遅参した原因を作った真田家への恨みを忘れられない二代将軍秀忠は、一人生き残った真田信之に怒りの矛先を向けた。 真田家の江戸家老を呼びつけ、大坂冬の陣の…

我が家の書棚で一番大きな本:研究社新英和大辞典 第5版20刷 1990年

こんにちは、暖淡堂です。ちょっと思うところがあって(別段深いものではありません)、書棚の本を出したり戻したりしています。で、この本、でかいな、と感じて。書棚の本をざっと眺めて、ダントツに大きくて、厚くて、ページ数が多いもの。これが一番大き…

「海を破る者」 今村翔吾 信じることからはじめる

本書は、元寇を舞台に没落した河野家の再興を描く歴史小説です。従来の元寇作品とは異なり、武力による戦いそのものよりも、全編を通して**「信頼の回復」**の重要性が綴られています。 主人公・河野六郎が自らの信念を貫き、対立を越えて信頼を築こうとする…

「ウクライナ・ノート 対立の起源」 イゴルト作 栗原俊秀訳:1932ー1933 ホロドモール

本書は、1930年代にソ連の政策で引き起こされた大飢餓「ホロドモール」の惨禍を、生存者の証言から描いています。指導者の理想と利欲が招いた悲劇の記憶が、現在のロシア侵攻に抗うウクライナの意志の根源にあることを伝えています。

「幸村を討て」 今村翔吾 雪を割って咲く花こそ…

今村翔吾の『幸村を討て』は、真田兄弟のエピソードを軸に全体の一体感が際立つ傑作です。家康と信之の対決までが鮮やかに繋がり、独自の真田像を楽しめます。著者の他作品も魅力的なため、大切に読み進めたい一冊です。

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 PVまとめ 今村翔吾作品の世界観の映像化

こんにちは、暖淡堂です。 ハマってしまいました。 今村翔吾さんの「羽州ぼろ鳶組」シリーズの一作目「火喰鳥」がアニメ化されました。 PVが追加で公開されましたので、共有します。 www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com 今村翔吾さんの作品「…

「黄金雛 羽州ぼろ鳶組零」 今村翔吾 さかのぼって語り直す 人気シリーズならではの面白さ

こんにちは、暖淡堂です。 ぼろ鳶組、アニメ化されましたね。 今村翔吾さんのファンがどんどん増えることを期待します。 今村さんの作品、本当に面白いです。 今回紹介するのは、「黄金雛 羽州ぼろ鳶組零」。 ぼろ鳶組の、さらに前の物語です。 主人公の松永…

「狐花」 京極夏彦 憑き物落としの系譜

こんにちは、暖淡堂です。 極私的「京極祭」、続いています。 2024年の年末から2025年の年始にかけて読んでいたのが、「了巷説百物語」おわりのこうせつひゃくものがたり。 dantandho.hatenadiary.com 2025年の年末から2026年の年始にかけて読んでいたのが、…

今村翔吾さん本人が語る「ぼろ鳶」誕生裏話 あの大物作家の名前も出る

こんにちは、暖淡堂です。 昼寝をして、読書をして、食事をして、昼寝をして、動画を観て、お風呂に入って、晩酌して、などをループしています。 で、見つけました。 作家の今村翔吾さんのYouTube。 「ぼろ鳶」や「くらまし屋」の制作の裏話をご本人が語られ…

「やさしい日本語ってなんだろう」 岩田一成 外国人には何語で話しかける?

こんにちは、暖淡堂です。 年末ですね。 皆様、忙しい時間を過ごされているのでしょうか。 僕は、割とのんびりと過ごしています。 やろうと思っていたお風呂掃除は先週末に済ませたし。 あとは、急ぎではない「やっておきたいこと」がいくつかあるくらいで。…

「酒の肴・抱樽酒話」 青木正児 「酒の飲み方は色々あるようです」

青木正児氏のこの本。 酒の肴の話に始まって、大酒飲み、下戸、酒の色、など、古典を題材にした酒の話が盛りだくさんである。 自分は大酒飲みではないが、それでも酒を嗜む一人として、この本は避けて通れなかった。 この本、知ったのは中野孝次氏の「『閑』…

「節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由」 林望 我が家の方針とほぼ同じ

こんにちは、暖淡堂です。 林望さんの「節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由」を読みました。 ものの値上がりは、行き着くところが見えない、あるいは、その先にあるものがとても不安を感じさせる、という状況。 そういうときは、どうしても節約して手元…

今年読んだ本の中からシリーズもの3つ

こんにちは、暖淡堂です。 年末ですね。 今年読んだ本の中で、おすすめしたいシリーズ、選んでみました。 どれも、シリーズものです。 「闇夜鬼譚 空蝉晩夏」 瀬川貴次 弘徽殿の女御に仕える従妹・深雪と共に都へ戻った主人公・夏樹は、市で暴れ牛に襲われた…

「九紋龍 羽州ぼろ鳶組」 今村翔吾 大迫力の江戸火消し活劇

こんにちは、暖淡堂です。 また読んでしまいました。 今村翔吾さんの人気シリーズ「羽州ぼろ鳶組」の一冊。 「九紋龍」。 九紋龍といえば、水滸伝の英傑九紋龍史進を思い出すところ。 ja.wikipedia.org この作品にも史進と同じ呼び名を与えられた超人的な火…

2025年神田古本まつりで購入した本 「易學通解」 井田龜學

今年(2025年)の神田古本まつり、スタートは天気があまりよくなかった。 終盤の11月1日(土)は暑くもなく、寒くもなく、穏やかな天気になったので、妻と二人ででかけた。 人通りの多いところはできるだけ避け、ところどころは道路の反対側の歩道を使ったり…

「原子物理学」 シュポルスキー 玉木英彦他訳 古典物理学の挑戦

書棚の本の埃落としを少しずつしている。 が、あまり進まない。 手にした本を開いてしまうからだ。 この週末に、学生時代から持って歩いている本の棚の埃落としをした。 で、懐かしい本を開いてみた。 「原子物理学」は、古典であり、すくれた教科書でもある…

読書は趣味?

読書は、趣味ではない。 食事、入浴、睡眠、それに、読書と並ぶ。 その間に、平日は労働がはさまり、休日は食器洗いと掃除が少し交じる。 健康のためには、食事、入浴、睡眠、読書を程よくバランスさせることが求められる。 無駄な労働に時間を割いている暇…

「くらましや屋稼業」 今村翔吾 引き込まれる物語の型について

こんにちは、暖淡堂です。 2025年、初めて今村翔吾さんの作品を読みました。 多くの作品が発表されていて、どれも評価が高いことは知っていたのですが。 今村翔吾 - Wikipedia 通勤電車の中で読むための本を、勤務先近くの図書館で探していて、今村翔吾さん…

神田古本まつり2025年に行ってきました 歩幅が狭いので、お風呂上がりのストレッチ

こんにちは、暖淡堂です。 行ってきました。 古本まつり。 いつものように、人が多かったです。 ただ、出店されている方はちょっと少なくなった気がします。 で、今回は、狙っていた方向性で収穫がありました。 そちらはまた改めて。 今日は大体16,000歩くら…

書棚はどんどん重たくなっていく

こんにちは、暖淡堂です。 定年を過ぎて、第二のお勤めとして出向継続中です。 結構、日々の労働負荷が大きく、自分の時間が十分に確保できません。 で、気になるのが、自室の背後、側面、それに足元の周囲にある書棚の本の群。 声が聞こえるのです。 「ここ…

正史に関する記述 蜀漢【十八史略原文データ化】

こんにちは、暖淡堂です。 「十八史略」の原文データ化(整理)を進めています 今回、以下の文章の確認を行いました。 ちょっと面白いので共有したいと思います。 三國漢 附魏・吳二僭國 按曾氏云、天下非一統者、本可各自一國編集。又恐初學讀者、迷其時代…

「琵琶湖殺人事件 ハイパー有明14号「13時45分」の死角」 津村秀介 そうだ、浦上伸介に会おう

こんにちは、暖淡堂です。 電車通勤をしていると、身体も(精神的にも)ちょっとキツいのですが、読書が進むというよい部分もあります。 今のところ、読書ができるということで、乗り切れている感じです。 で、津村秀介さんの小説を本当に久しぶりに手にしま…

「虚言少年」と「オジいサン」 京極夏彦 舞台となる街が同じだったことに気づいた

こんにちは、暖淡堂です。 還暦を迎えましたが、相変わらず満員電車での通勤の日々を過ごしております。 せめてもう少しフレックスなどが使いやすい職場であればいいな、と思ったりしますが。 コロナの前は、今よりも短い睡眠時間で、よく頑張っていられたな…

「了巷説百物語」 京極夏彦 シリーズ最終巻は、新たな物語世界への大転換点となる

こんにちは、暖淡堂です。 極私的「京極祭」、なし崩し的に続いてしまっています。 自宅の書棚に、未読の本がたまってきています。 厚いので、通勤時に読みにくいのが理由の一つではあります。 腕力が衰えているもの、理由の一つ。 読書家として生きていくに…

「天に還る舟」 島田荘司・小島正樹 あの人物も登場

こんにちは、暖淡堂です。 ちょっとだけ早く、年末年始のお休みに入りました。 この時期、電車の中の人混みがフワッと解消されて、乗っている人たちの表情もなんだかのんびりとした感じになって。 まだまだ忙しいのでしょうけど、それでも、この一年で片付け…

「チンギス紀 十七 天地」 北方謙三 いくつかの決着

こんにちは、暖淡堂です。 ずっと我慢していたのですが、ついに「チンギス紀 十七 天地」を手にしてしまいました。 読み始めたら、結局最後まで読んでしまって。 しばらくはまた、チンギス紀ロスの状態で過ごすことになります。 「チンギス紀」は、北方謙三…

「今昔百鬼拾遺 月」 京極夏彦 京極堂不在の東京で

今昔百鬼拾遺 月 こんにちは、暖淡堂です。 極私的「京極祭」、なんだかもう、終わりませんね。 読もうと思って、積み上げている本を熟成させているうちに、どんどん新しい作品が出てきます。 今年は、特に多かった気がします。 それも話題作が。 仕事してい…

「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 京極夏彦 近未来サスペンス、スリラー、またはミステリー

ルー=ガルー 徳間書店版 こんにちは、暖淡堂です。 まだ極私的京極祭継続中です。 その他も読んでいるのですが… で、今回は「ルー=ガルー 忌避すべき狼」です。 ついに、手を出してしまったか、という感じではあります。 「鵼の碑」を読み始めるのを、少し…

「切腹 鬼役(十二)」坂岡 真 後始末を求められるもの

忠義に篤い若い小姓が切腹を命じられた。将軍家の朝餉の配膳中の失態が理由との事だった。 しかし、それは自らの失態の糊塗を図る上役と、家の断絶を避けようとする裕福な寄合によって着せられた濡れ衣だった。 鬼役の矢背蔵人介は、小姓に着せられた濡れ衣…