
こんにちは、暖淡堂です。
還暦を迎えましたが、相変わらず満員電車での通勤の日々を過ごしております。
せめてもう少しフレックスなどが使いやすい職場であればいいな、と思ったりしますが。
コロナの前は、今よりも短い睡眠時間で、よく頑張っていられたなあと、自分に感心してしまいます。
コロナ期間中に睡眠時間を多めに取るようになっていたので、改めて通勤し始めても、もう以前のように短い睡眠時間で頑張ろうとは思いません。
還暦だし。
で、まあ、満員電車でも楽しく通勤できる工夫をしようかと。
コロナ前もずっとそうだったのですが、僕は電車の中では読書をしています。
スマホはまったく見ないですね。
で、面白い本だったりすると、何度か繰り返し読んだりもします。
僕の、繰り返し読む本の作家さんのベストスリーに入るのが京極夏彦さん。
極私的京極祭をするくらいに好きな作家さんです。
で、今回読んだのが「虚言少年」と「オジいサン」。
どちらも二度目です。
どちらも面白くて、満員電車の中で過ごす時間も、あまり苦にはなりませんでした。
二度目に読んで気づいたことが二つあります。
一つ目は、京極さんの作品の語り口が、僕の頭の中の独り言によく似ていること。
それで、読んでいて、ものすごくしっくりとするのだなと思った訳で。
僕は早生まれで、小学校低学年の頃は体格で同級生にずっと負けていて。
勉強も遅れがち。
そんな状態の自分の弱さを補うために、いつも頭の中で、誰かと口喧嘩のように言い争っていた気がします。
そのせいで、中学や高校にいくと、不必要なくらいに相手を言いくるめることができるようになっていたのですが。
同じようなことを、「虚言少年」の中の京野という少年が語ります。
「ああ、これだ」、と今回改めて納得しました。
二つ目は、この二つの作品の舞台になっている街が同じだということ。
「田中電気」や「スーパーみよし」、「緑山田小学校」などが共通して出てきます。
「虚言少年」の方では、「オジいサン」ではすでに亡くなっている「田中電気」の先代社長が出てくるので、「虚言少年」の方が、時期的に少し前の設定のようです。
その辺りも、今回改めて気づきました。
これらの作品を、電車の中で読む時の注意。
マスクはなるべくつけておくこと。
笑い声は漏らさないこと。
油断していると、吹き出してしまうこともあるかもしれません。
「虚言少年」と「オジいサン」 京極夏彦
舞台となる街が同じだったことに気づいた



