こんにちは、暖淡堂です。
ずっと我慢していたのですが、ついに「チンギス紀 十七 天地」を手にしてしまいました。
読み始めたら、結局最後まで読んでしまって。
しばらくはまた、チンギス紀ロスの状態で過ごすことになります。
「チンギス紀」は、北方謙三さんの「水滸伝」、「楊令伝」、「岳飛伝」の世界を引き継いでいます。
時代的には宋から南宋へ、金の勢力拡大と衰亡、モンゴルの強大化の頃。
通して読むと、北方謙三さんの世界観がわかってきます。
武力の戦いも続くのですが、それと並行して物流や市場も描かれます。
軍人とともに、民衆の底強さが、ずっと存在しています。
まだ読まれていない方もいると思うので、内容には触れませんが、この巻ではいくつかの決着が見られます。
このシリーズを読み続けられた方であれば、あれか、これか、といくつかすぐに思い浮かぶでしょうが。
この巻で決着がつくのは、その、あれ、と、これです。
それも期待を裏切らない、決着になります。
「チンギス紀」の後の時代を舞台にした、新たな小説が書き始められたようですね。
それがわかったので、「チンギス紀」に手を出したところがあります。
次の作品も、とても期待しています。
文庫版、販売開始されましたね。
「チンギス紀 十七 天地」 北方謙三 いくつかの決着