2010年9月末頃。
現地のR&D(研究開発)スタッフ向けに、特許等知的財産に関する話をしている。
思えば、この頃から、知的財産関連の仕事を少しずつするようになっていた。
帰国後、知的財産部に配属になるきっかけは、その辺りにあった気がする。
日本と、海外のいくつかの拠点を対象にした、知的財産のグローバルミーティングの話も出ていた。
まさに帰国後に、自分が中心になって進めていたものだ。
タイにいる間は、グローバルミーティングは実現しなかった。
帰国後も、ずいぶんと時間をかけて、各国の拠点を何度も回ったが、結局は実現できなかった。
僕以降の世代の人たちの頑張りに期待しよう。
2010年当時、シラチャの街中の床屋さんでは、男性の散髪の相場は60〜80バーツくらい。
僕が通ったお店は100バーツ+チップ。
特にサービスがいいとか、腕がいいとか、そういうことはなかったが、お店の中がそこそこ綺麗だったので、そのお店にしていた。
住んでいたサービスアパートから近いということもあった。
そのお店の並びに、ローカルのコンビニのようなお店があった。
食料品や雑貨を売っていて、お店の外には洗濯機が並んでいた。
屋外のコインランドリーのようなものだった。
そのお店にはよく通った。
このお店、決まった時間以外でもお酒が買えたのだ。
このことは以前にも書いたかと思う。
タイでは、法律で、お昼は午前11時頃から午後2時くらいまで、夕方は午後5時から夜の11時くらいまでしかお酒を売ることができないようだ。
セブンイレブンなどのコンビニや、TOPSなどのスーパーでは結構厳しくルールを守っていて、僕は缶ビールのパッケージを持って、お店の中をうろうろしながら、午後5時になるのを待ったことがなん度もある。
それが、このお店では、何時でも買える。
それも通常の値段通りで。
なので、休日はセブンイレブンで買えない時間帯は、こちらのお店に行った。
こちらのお店では、チャーンかレオを買った。
レオのことが多かったかもしれない。
普通に、色々と銘柄はそろっていたが、なんとなくこのお店で買うのは、レオが似合っている気がした。
レオを買って、お店を出ると、タイの人が洗濯機での洗濯が終わるのを待っていた。
その人が、レオを手にしているのを見ると、自分が少しだけタイに馴染んできたような気がして嬉しかった。
しかし、僕は駐在員期間中、最後まで、缶ビールをストローで飲むというのはできなかった。
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