安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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2023-01-01から1年間の記事一覧

子供の頃の夢や希望はどのくらい実現されたか

子供の頃にはいろんな夢をみていた気がします。小学生の頃、中学生の頃、高校や大学で、それぞれ想像できる範囲で自分の将来や希望などを思い浮かべていたかと。 で、ライフプランを考えるのに参考になるテキストをパラパラとめくっていると、子供の頃の夢を…

砂川の実家で飼っていた動物たち 鶏の思い出 【沙河15】

子供の頃、家で飼っていた動物のことを覚えています。 馬や犬、猫がいました。一番賑やかだったのが鶏ですね。 祖母が鶏小屋を作って、そこで飼っていました。 時々小屋の外にも出していました。今でいうところの地鶏でしょうか。 それを僕が追いかけている…

【現代詩】「駅 は …」 鉄道という消化器のイメージ 現代詩の試み

駅 は … 駅は 日々たくさんの人を飲み込み 吐き出している 巨大な循環器の出入り口だ 人々は 手にした重い鞄に詰め込んだ 豊富な栄養を 時には致命的な毒素を 線路に沿って持ち運ぶ 血球のようだ 若く 力に満ちた人々が集まる駅は 騒々しく 栄養が溢れ いつ…

「百鬼夜行 陰」 京極夏彦 前日譚、後日談、閑話休題 隙間から覗くもの

こんにちは、暖淡堂です。 つくづく、人間って、物事の評価は相対的なものになってしまうものだな、と思います。 本文が373ページある本が、薄く感じてしまいます。 おまけに軽い。 何事も、絶対的に評価をしているわけではないのですね。 それを普段から忘…

ぜっかくのコメントですが、削除させていただきました ブログを書き続けてきて、初めての体験です

こんにちは、暖淡堂です。 今回は、ブログを書き続けてきて、今回初めて経験したことを紹介します。 それは、「コメントの削除」です。 せっかく書いてくれたコメントなのですが、ちょっと内容が???でした。 いずれも海外の方からのようで。 いつもの皆さ…

「音に聞く 高師の浜の あだ波は」 祐子内親王家紀伊 恋歌が主題の歌合で披露された歌

百人一首第72番目の歌の作者は祐子内親王家紀伊ゆうしないしんのうけのきいです。 後朱雀天皇皇女祐子内親王に仕えていた女房でした。 女房三十六歌仙の一人です。 今回は祐子内親王家紀伊について紹介します。 祐子内親王家紀伊とは 祐子内親王家紀伊の生没…

毎年の早春の雪割作業 これをしないと連休までテニスコートが使えない 豊沼-砂川(二十七)

冬は、テニスコートは雪に厚く覆われた。春は部員がスコップを使って雪割りをした。陽に当たる面積を増やして、早く溶かそうというのだ。溶かして、結局は遊ぶだけだったのだが。当然、あまりまじめにはやらない。雪割りをしていると、教室の窓を開けて顔を…

「動画がビューポートの外側にあります」 ??? Search Consoleの言葉がわからない。。

こんにちは、暖淡堂です。 日々、いろいろとわかっていない状態で暮らしています。 まあ、それでも暮らしていけていますが。 ですが、そろそろ気になってきたのが、Search Consoleのメッセージ。 先日はAdSenseのメッセージに対応しました。 思ったよりも簡…

「つむじ風」 アリス 助走期間の終わり

こんにちは、暖淡堂です。 僕がベストだと思うアリスのアルバムは「アリスⅤ」です。 この一枚に、アリスのそれまでの試みが凝縮されています。 ALICE V アリス5 [12" Analog LP Record] アーティスト:ALICE アリス [谷村新司 堀内孝雄 矢沢透] 東芝EMI Amazo…

【現代詩】「沙汰無し」 終わるものと始まるものの温度差のイメージ 現代詩の試み

沙汰無し 駆け回って何も得られない日々が続き 君は元気ですか僕は立ち止まります 夏はもう盛りを過ぎました もうこんなに静かです 僕もしばらく言葉を節約します 力を溜めるため ***** 文学が好きな方なら、以下の詩集はおすすめです。 働きながら、詩…

【北方謙三ファン必見】ファンでなくてもオススメ 「ホテルに缶詰になる作家の世界 ~有隣堂しか知らない世界221~」

こんにちは、暖淡堂です。 ついにこの日が来たか、という感じです。 あの北方謙三さんが「有隣堂しか知らない世界」に登場しました。 北方謙三さん、想像通りの生活をされているようです。 で、年齢なりの成熟も。 僕の年齢になっても、まだまだ憧れます。 …

Google Adsenseからポリシー違反の警告が来た 自動広告しか置いていないのに…

こんにちは、暖淡堂です。 Adsenseから警告がきました。 「ユーザーの意図しないクリック: レイアウト」が問題とのことです。 問題になったサイトはGoogleのBloggerで運営しているものでした。 はてなブログのサイトは問題なかったようです。 Adsense広告に…

親戚の家で起こった事件 旭川鷹栖の犬 【沙河14】

祖父母に連れられて、親戚の家に行くと、楽しかったのか、ちょっと舞い上がった状態になり、いくつか失敗をしてしまいました。 それらの事件は、親戚の家に行くたびに話題になり、恥ずかしい思いをしたものです。 ただ、誰もが朗らかに対応してくれていたの…

【現代詩】「そして、舞う雪…」 北の涯の凍りついたような砂浜と雪のイメージ 現代詩の試み

そして、舞う雪… (…底で騒ぐ突起の群… (…その、一塊が… (…不意に、沸騰する… (…そして、崩れた底のさらに下に… (…新たな「底」がのぞく… 浮上する泡は 表面が突起で覆われた 「まるで袋」のように 膨張を続けるのだ 打ち上げられるのは 北の、遠い涯の …

【臨済録を読む】示衆(1)「師晚參示衆云」(師は晚參の時、衆に対して言った) 臨済の説法の根底にある態度について 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。 今回から「臨済録」の示衆の部分を少しずつ紹介します。 示衆には晩参(夜に行われた説法)で、臨済と参加者との間で交わされた言葉が記録されています。 臨済の教えの全体像を把握するには、この部分の精読が欠かせません。 一方…

はてなブログで書き始めて2年が経過した頃から少しずつしていること

こんにちは、暖淡堂です。 Yahooのブログサービスが終了した後、1年ほどアメバブログで書いていましたが、書店で染谷さんの本を読んだのがきっかけではてなブログに移動してきました。 それから大体2年が過ぎました。 2年が過ぎた頃(そのちょっと前も含めて…

「夕されば 門田の稲葉 おとづれて」 大納言経信 異形の鬼と出会った歌人 さわやかに秋の情景を歌う

百人一首第71番目の歌の作者は大納言経信だいなごんつねのぶです。 藤原頼通が政治の中心にいた頃から、後三条天皇、白河天皇の院政期に至るまで歌壇の中央で活躍していました。 今回は大納言経信について紹介します。 大納言経信とは 大納言経信(源経信)…

読み始めた頃

小学校に入学する前は、時々、「幼稚園」、あるいは「楽しい幼稚園」のような幼児向け雑誌を買ってもらって読んでいた。 その頃、家族の知り合いに本屋さんがいたので、両親や祖母は、それらの本をその知り合いの店で買うことが多かった。 最寄りの駅にも、…

これでテニスがうまくなっていたら奇跡だ 豊沼-砂川(二十六)

学校のテニスコートの脇に草むらがあり、練習中よくそこにボールが飛んでいった。僕たちはその草むらでボールを探した。時々、古くなったボールが見つかった。古いボールは汚れていたので、手で触るのが嫌だった。それで、テニスラケットですくい上げるよう…

【現代詩】「根」 遠い北の駅の待合室と、線路の上を季節の変わり目に吹き抜ける風のイメージ 現代詩の試み

根 冷たい風の吹く朝 遠い北の町を目指して 細い指で地層の境目に指を差し込む 狭い穴の中が 生ぬるい呼気で湿り 汗が土を固め 指先を押し返す 呻く口に、ざりざりとした土が入り 吐き出そうとして 最後の息を吐いてしまう 重い、窒息 と、爪が剥がれ 温かな…

2010年6月下旬 週末を家族とのんびり過ごす 初めての日本への出張【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

2010年6月下旬には雨季に入っていた。 それでもあまり雨は降らず、晴れて暑い日が続いていた。 仕事では、新入社員(研究員)採用で、大学や公的な研究機関訪問をしていた。 特にチュラロンコン大にはよく通うようになった。 その結果、数人の教授と面識を得…

「終着駅」 谷村新司 「人生の終わり」を見つめ続ける

こんにちは、暖淡堂です。 谷村新司さんが亡くなったことの寂しさを、まだ引きずっています。 最近は新しい曲よりも、まだ谷村さんが30代、40代の頃に発表されたアルバムの曲をよく聴いています。 で、思い出したのがこの「終着駅」。 「昴」が大ヒットして…

旭川、鷹栖の親戚の家のこと 昭和の頃は、旭川が大都会に思えたこと 【沙河13】

小学校に入学する前は、祖父母に連れられて、よく親戚の家に行きました。 祖父や祖母の家系は、入植後、道北の旭川、士別、比布あたりに住んでいました。 祖父母によく連れて行ってもらった親戚の家は、多くが旭川や鷹栖の周辺。 広い田圃の中に家がポツリポ…

「塗仏の宴 宴の始末」 京極夏彦 京極堂自身の事件【暖淡堂の書棚】

こんにちは、暖淡堂です。 「塗仏の宴 宴の始末」 読み終えました。 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年9月20日に第一刷発行となっています。 「塗仏の宴 宴の支度」とほぼ同じサイズ。 ほぼ同じ重量感です。 このくらいの厚みがあると、護…

百人一首の時代 第61歌から第70歌まで まとめ

百人一首の第61歌から第70歌までをまとめます。 藤原道長が権勢を極めた時代から、地方で平氏、源氏、それぞれが力をつけ始めた頃までになります。 また、世の中から少し距離を取り、僧侶となった人たちの作品もいくつか見られましたね。 dantandho.hatenadi…

「GOING HOME」 谷村新司(&堀内孝雄) 長い旅路の果て

こんにちは、暖淡堂です。 谷村新司さんが亡くなられたことの衝撃が、まだ身体の奥の方に残っています。 ついつい、曲を聴いてしまいます。 で、思い出したのが、この曲。 谷村新司さんのソロアルバムに収録されているのですが、堀内孝雄さんとのデュエット…

中学校での部活のこと 豊沼-砂川(二十五)

中学入学から少しして、僕はテニス部に入った。一年先輩の部員に廊下で勧誘されたのだ。練習はきつくないというので入部することにした。嫌だったらやめようと思っていた。練習は確かにきつくなかった。そして、テニスが上手になることも、強くなることもな…

【現代詩】「花」 酔った花が光のようにこぼれ落ちるイメージ 現代詩の試み

花 酒気まじりの風が その枝の先で微かな渦を巻く、 と、 空間が小さく揺れ、 波紋のように生じた襞の間を、 滑り落ちるように、 たくさんの花が、 一斉に… 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazo…

「桐の花」 さだまさし 秋の日の夕暮れに、沁みる声を。

こんにちは、暖淡堂です。 秋らしくなってきました。 色々と物思いに耽ってしまいます。 遅めの昼食を済ませた後、家族とテレビを観ていたら、さださんの姿が。 NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の再放送でした。 さださんは、グレープの頃からずっと…

そういえば氷河期っていつ頃くるのだったっけ? 子供の頃、ものすごく不安でした

こんにちは、暖淡堂です。 僕が子供の頃は、やがて氷河期が来る、そのための準備をしないと、人類は大変なことになる、と言われていました。 昭和40年代の頃です。 子供の頃は、それがとても不安でした。 氷に閉ざされた世界で生きる様子を想像していました…

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