小学校に入学する前は、時々、「幼稚園」、あるいは「楽しい幼稚園」のような幼児向け雑誌を買ってもらって読んでいた。
その頃、家族の知り合いに本屋さんがいたので、両親や祖母は、それらの本をその知り合いの店で買うことが多かった。
最寄りの駅にも、当時はキオスクがあり、そこで買ったりして僕に与えてくれていた。
それらの薄い雑誌で、僕は漫画を読んでいた。
小学校に入ると、「小学一年生」などを続けて読んでいた。時々「テレビランド」なども買ってもらっていた。
小学校高学年になると「冒険王」や、「少年サンデー」なども読んだりしていた。
これらの児童や少年向け漫画雑誌の他に、学校の図書室にある本も読むようになった。
宇宙船や超能力者の出てくる児童向けのサイエンスフィクションのシリーズがあり、それを借りて読んでいた。
小学校に通っていた頃は、実家から学校までの通学路の交通量は少なく、車はほとんど走っていなかったので、よく本を読みながら歩いていた。
のんびりとした環境で、読書し、遊び、育っていた。
小学生の頃に始めた読書は、そのまま習慣になり、今までずっと続いている。
あの頃読んだ本の内容が、僕をここまで歩かせてきたような気もしている。
読み始めた頃