安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「あはれとも言ふべき人は思ほえで」 謙徳公 同情を求めた「切なさ」の表現

百人一首第45番目の歌の作者は謙徳公(藤原伊尹これまさ)です。 藤原忠平の孫になります。 今回は謙徳公について紹介します。 中納言朝忠とは 生年が924年、没年が972年。平安中期の人。 この人も当時の権勢の中心にいた藤原北家につらなる一人で、藤原忠平…

地火明夷 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」

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【こんなサポートがあると安心】離れて暮らす家族のために

実家から遠く離れて暮らしていると、どうしても年老いた家族が心配ですよね。 様々な理由で、実家とは別に生活していると、実家の家族に何かがあっても、すぐに駆けつけられません。特に、海外勤務していたり、留学中であったりすると、どうしても実家に戻る…

気球考 

穏やかに迎え入れる 黄砂やPM2.5などの変異種くらいに考えて、ああ、またきたか、と迎え入れる。 天気予報で「そろそろ気球も来る時期かもしれないですね」くらいのコメントをする。 風向きから飛来予報図を書いてみる。 季節の風物詩にしてしまう。 今年は…

タイ出向の準備時期 2009年5月中旬 東京勤務のための物件探し 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

タイ出向前のこと。 半年ほど東京本社勤務をしました。 出向が決まって、僕の仕事はほぼその準備が中心になりました。 それまで山口県に住んでいました。 家族同伴でタイに出向する予定でしたので、家族で東京勤務可能なところに引っ越すことにしました。 僕…

【現代詩】「崩れる海」 境目に忍び込むもの 不意に亀裂から顔をのぞかせるもののイメージ 現代詩の試み

崩れる海 静かな海 何度も折れ曲がりながら 熱に 割り込んで行く 崩れた 船を従えて 白い鳥の 紙屑のように飛ぶ 朝 気がつけば 玄関先に 忍び寄った 深い海に驚くのを すでにすべてが手遅れの そんな朝 みていたはずの 夢も思い出せない 潮風で 喉が痛いので…

著作権法の目次から著作権の全体像を把握する【ふむふむなるほど著作権】

こんにちは、暖淡堂です。 ブログやTwitterなどで投稿していると、時々目にする「著作権」という言葉。ブログ運営会社の利用規約などには、他者の著作権を侵害しないように注意喚起されていたりします。そう書かれると、著作権法とは「やってはいけないこと…

「逢ふことのたえてしなくはなかなかに」 中納言朝忠 心の曲折を表現した歌

百人一首第44番目の歌の作者は中納言(藤原)朝忠。 この人も三十六歌仙の一人です。 今回は中納言朝忠について紹介します。 中納言朝忠とは 生年が910年、没年が967年。平安中期の人でした。 当時の権勢の中心にいた藤原北家につらなる一人。 官位は従三位…

地沢臨 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」

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「ロストインハリウッド」 レインボーのカバー コージーパウエルの魂はここで生き続けている

こんにちは、暖淡堂です。 ロックはギター、ロックはドラム、と信じております。 僕のギターの神様はリッチーブラックモア。 ドラムの神様はコージーパウエル。 レインボーで共演していた時代がベストです。 で、そのレインボーのアルバムの中で「異彩」を放…

管子商君書 神田の古本まつりで入手したお宝本

神田古本まつりでの掘り出し物 神田古本まつりでの掘り出し物 「管子・商君書」5年程前の神田古本まつりで入手しました。 「管子」と「商君書」の合本です。 地方の古書店も出店していて、普段あまり見かけない本がたくさんありました。 歩道に並んでいたお…

バンコクのホテルから 出張の時にみる風景 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

バンコクのホテルから タイに家族で2年半住んでいました。 その期間の前後には、何度も出張でタイに行っています。 その他のいくつかの国にも言っていますが、なんといっても一番落ち着くのがタイです。 過ごし方が大体わかっているからでしょうね。 油断し…

若い頃の失敗を笑い飛ばせるときがきた 定年や還暦はいろいろとリセットできるチャンス

もうご勘弁!! こんにちは、暖淡堂です。 入社してから今まで30年以上働いてきました。 その間、たっくさんの失敗をやらかしました。 思い出すと恥ずかしくなるようなことから、胸が痛むようなことまで、なんとまあ色々な失敗をしたものだと感心します。 正…

【現代詩】「出雲」 古代の舟に横たわるもの 暗い夜を照らすもののイメージ 現代詩の試み

出雲大社 出雲 社の背で、巨大な山が静かに空に滑落する。溶ける緑が渦を巻く。山が尽き、社がそれを追う。そして、足元の柔らかな土が揺れる。と、風。 古代の船が、真新しい木肌をみせて、宙に浮かぶ。暗い底に横たわる女の、白い目が開く。 …鎮まり給え… …

「逢ひ見てののちの心にくらぶれば」 権中納言敦忠 後朝(きぬぎぬ)に詠まれた歌

百人一首第43番目の歌の作者は権中納言(藤原)敦忠あつただ。 左大臣藤原時平の息子です。 曽祖父が在原業平で、多芸の貴公子だったようです。 三十六歌仙の一人でもあります。 今回は権中納言敦忠について紹介します。 権中納言敦忠とは 生年が906年、没年…

地天泰 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」

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作家の登場する回が見逃せない 又吉直樹&中山七里「有隣堂しか知らない世界」から2選

こんにちは、暖淡堂です。 ゆーりんちーです。 Youtubeの「有隣堂しか知らない世界」、フォローしています。 www.youtube.com 今回は作家の登場する回を紹介します。 まずは又吉直樹さん。 ご本人は本好き、読書好きですね。 僕も同じだと思っていましたが、…

「町を住みこなす ー 超高齢社会の居場所づくり」 大月敏雄 どこにどのように住むのか

穏やかな暮らしのためには、どこにどのように住むのかという問題を解決し続けなければいけません。 住むために考えないといけないのが、まずは住居。 その住居が、どのような町にあるのか。 家族は近くにいるのか。 人生の様々なステージで、どのように暮ら…

タイの冬の終わり 夏の始まり 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

シラチャの冬空 こんにちは、暖淡堂です。 タイの季節は、Hot、Hotter、Hottestです。 Hotが冬、Hottestが夏で、Hotterは春とか秋とか。 そうではありますが、実際は乾季と雨季。 乾季は冬に相当します。 空気が乾燥して、たまに涼しい風が吹きます。 ちょっ…

「3秒でお客をつかむ、ホームページの作り方」 荻野浩一朗 モノを買うストーリーを構築する

お買い物 こんにちは、暖淡堂です。 当サイトではアフィリエイトもやってみていますが、大きな収益はまだありません。 時々、ポツン、ポツンとお買い上げいただいているようです。 それはそれとして… 図書館で見つけました。 「3秒でお客をつかむ、ホームペ…

【現代詩】「桟橋」 誰も戻らない場所が確かにあるということ 現代詩の試み 

桟橋 桟橋 …静かに… 雨に濡れる桟橋の先で 溢れようとする海に何冊かの本を沈めると 水の底から 古い写真が一枚 ゆらりと浮び上がり 冷たい風が 高い空から剥がれ落ち ふと 遠くから呼ばれた気がして振り返った あの日の (…いつも ここ にある… 灰色の浜辺…

「契りきなかたみに袖をしぼりつつ」 清原元輔 多作な歌人、清少納言の父 末の松山とは

百人一首第42番目の歌の作者は清原元輔です。 百人一首第36番目の歌の作者清原深養父の孫で、第62番目の歌の作者清少納言の父です。また、三十六歌仙の一人であり、後撰和歌集の選者でもありました。 今回は清原元輔について紹介します。 清原元輔とは 生年…

臨済録現代語訳の進捗 「散木の小屋」の記事を紹介します

こんにちは、暖淡堂です。 別サイト「散木の小屋」で、古典「臨済録」の原文全文のデータの公開と、少しずつ現代語訳の紹介をしています。 「臨済録」は臨済の語録です。 それはただ禅の教えではなく、私たちが日常暮らしていく上で感じる不安や迷いなどを乗…

艮(山)を上卦とする卦 まとめ 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」

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古文で歌う?? そもそもそんなことを思いつくのが凄い 「有隣堂しか知らない世界」から2選

こんにちは、暖淡堂です。 ゆーりんちーです。 Youtubeの「有隣堂しか知らない世界」、フォローしています。 www.youtube.com 「有隣堂しか知らない世界」で、ものすごく好きなシリーズ企画があります。 それは「J-Popを古文で歌う」。 そもそも、今は誰一人…

【北海道の開拓時代】入植者たちが住んでいた家 自分達の土地に手作りで作る

北海道入植者の住宅 上の写真は、明治30年頃の入植者たちの住宅。 当時の豊平周辺に建てられたもののようです。 写真は「さっぽろ文庫26 明治の話 札幌市教育委員会編 北海道新聞社 昭和58年9月28日発行」に掲載されたものをお借りしました。 僕の数代前の…

タイの道路事情 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

タイの道路事情 こんにちは、暖淡堂です。 我が家がタイのシラチャに住んでいたのは、もう10年以上前。 その頃と現在とではいろいろなものがずいぶん違っているかもしれませんが。 シラチャの街中の道路で通行しているものは以下になります。 普通の自動車、…

「人間にとって成熟とは何か」 曽野綾子 気力と体力

人はどのように成熟していくのか こんにちは、暖淡堂です。 曽野綾子さんの本は、どれもついつい読み込んでしまいます。 とても面白くて、引き込まれます。 自分も、曽野綾子さんみたいに生きていけたらな、と思います。 今回読んだのは「人間にとって成熟と…

愛称「まめちゃん」 我が家の娘が産まれるまで

今週のお題「マメ」 まめちゃん こんにちは、暖淡堂です。 妻のお腹の中で娘が次第に大きくなっていくのが、産婦人科の病院で撮影されるエコー写真で見ることができました。 見た目はそら豆の粒のような感じ。 それで、産まれるまで、娘は僕と妻から「まめち…

【現代詩】「偽私」 発熱するだけの機械 なにも生み出さず 

偽私 (…ぬるい寝床を走る繊毛… (…いくつもの眼、小さな歯… (…肌を焦がしながら分断し… (…、…、眠れない…、…、… 紐が捩れながら束になり 甘く肉の焼ける匂を追い 分散し数匹の蟻になり 穴を開け押し広げ潜り 「層」の断片を掘り出し 膨れ上がる赤い腫瘍 …

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