上の写真は、明治30年頃の入植者たちの住宅。
当時の豊平周辺に建てられたもののようです。
写真は「さっぽろ文庫26 明治の話 札幌市教育委員会編 北海道新聞社 昭和58年9月28日発行」に掲載されたものをお借りしました。
僕の数代前の家族たちが、同じような家で暮らし始めたはずです。
北海道の、それももっと北の士別の辺りで。
秋になれば急に寒くなります。
その先には、雪が厚く積もる冬が来ます。
入植したての人たちはどれほど不安だったでしょう。
頑丈で暖かな建物が建てられるのであればよかったのでしょうが。
手に入る材料で、できるだけ頑丈そうに作るのが精一杯だったかもしれません。
夏の間は、原野を拓き、やがて来る冬の準備も進める。
家族の協力がなければ乗り切れなかったでしょう。
僕が生まれ育った家は、北海道の冬を過ごすことに心配する必要はありませんでした。
子供の僕は雪の中で遊んで、夜はストーブの近くで暖まっていました。
祖父母や両親の時代は、まだ不安を感じながら冬を過ごしていたのかもしれません。
北海道への開拓、入植ということの苦労は大変なものだったのだろうなと思います。
【北海道の開拓時代】入植者たちが住んでいた家
自分達の土地に手作りで作る
僕が生まれ育った家は、祖父母や父が手作りで建てたものでした。
シンプルで頑健な家だったと思います。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。