こんにちは、暖淡堂です。
曽野綾子さんの本は、どれもついつい読み込んでしまいます。
とても面白くて、引き込まれます。
自分も、曽野綾子さんみたいに生きていけたらな、と思います。
今回読んだのは「人間にとって成熟とは何か」。
ただ年齢を重ねるだけでなく、どのように成熟していくのか。
僕も、時々考えます。
ただ生きて、老いて、死んでいくだけでなく、その間に、自分にできる限りの成熟をしたいなと思っています。
で、「成熟」という言葉に惹かれてこの本を手に取りました。
今回印象に残った言葉は以下になります。
「旅をしていて目立たない人が実は一番体力がある」
グループで旅をしていると、それぞれの人の状況によって、いろいろなことが起こるものです。お互いに助け合ったりしないといけないですね。
そんなグループのなかで、目立つような行動を取ったりする人は、かえって体調を崩したり、トラブルを起こしたりして、結局は他の人から遅れたりします。
他の人が助けてあげないといけないこともあります。
そんなグループのなかで、あまり目立たないけどしっかりとグループのペースに合わせられて、かつ他の人への気配りや支援もできている。
そんな人は体力があるだけでなく、バランス感覚もあるのだと思います。
成熟した時間を過ごしているのかもしれませんね。
「漢方薬というものは、明日起きたらあの薬を再び飲みたいと思うものが体に合っている」
僕も漢方薬を飲むことがあります。効き目が緩やかだったり、生活の改善も一緒にしないといけなかったりして、さて、この薬でよかったのかなあ、なんて思うことがありますね。
すぐに効き目がなくっても、続けてみようかな、と感じさせるような薬。それがそのときの自分にあっているのかもしれません。
「人間にとって成熟とは何か」 曽野綾子 気力と体力
曽野綾子さん、個性的な文章で、面白いです。
続けて読んでみたいと思います。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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