出雲
社の背で、巨大な山が静かに空に滑落する。溶ける緑が渦を巻く。山が尽き、社がそれを追う。そして、足元の柔らかな土が揺れる。と、風。
古代の船が、真新しい木肌をみせて、宙に浮かぶ。暗い底に横たわる女の、白い目が開く。
…鎮まり給え…
大社が燃え上がる。
*****
暗いものと明るいものとの混交。
天地の逆転。
そして新たなものたちの誕生。
新しい時間の始まり。
その起点としての大社。
出雲。
重く吐き出される吐息が、深い霧となって流れて…
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【現代詩】「出雲」
古代の舟に横たわるもの 暗い夜を照らすもののイメージ
現代詩の試み
出雲大社はいまでも好きな場所です。
山口県に住んでいた頃は、車やバイクで何度か訪れました。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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