タイ出向前のこと。
半年ほど東京本社勤務をしました。
出向が決まって、僕の仕事はほぼその準備が中心になりました。
それまで山口県に住んでいました。
家族同伴でタイに出向する予定でしたので、家族で東京勤務可能なところに引っ越すことにしました。
僕の転勤辞令は2009年5月1日付の発令。
それで、僕だけ先に東京に移動。都内の単身赴任者、独身者用の寮に入りました。
その後、2009年5月中旬に家族と一緒に引越し先物件の下見をしました。
上の写真は、最終的に決めた家の一室。
メゾネットタイプで2階建の広めのところでした。
家族の引っ越しはこの少し先の7月1日。
それまでは、僕は寮で一人暮らし。
妻と娘は山口で引っ越しの準備を進めました。
結婚してから二度目の引っ越しです。
物件の下見をした翌日は、家族で上野の動物園に行きました。
上野でしばらく遊んだ後、妻と娘は山口に帰って行きました。
翌日もお休み。
寮の部屋で一人きり、ずっと本を読んでいました。
その時読んでいたのが、水木しげるさんの「ねぼけ人生」。
当時の日記に、
「とても面白かった。苦労は多かったようだが、いくつもの場面を自分なりの仕方で乗り切っている。そして、なんとなくあっけらかんとしている。そこにたくましさを見ることができるような気がする。自分は、たくましくはないけれど、自分らしく生きていけば良いだろう。たくさん学びながら。一つ一つのことにこだわるのはやめることにしてみよう」
と書いてあります。
いろんなことを考えていた時期だったのだろうなと思います。
タイ出向の準備時期 2009年5月中旬
東京勤務のための物件探し
【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】
タイ出向前後は、家族にとても助けられたと思います。
実際の生活でも、気持ちの上でも。
自分も、家族も、大きく成長できたかもしれません。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。