穏やかに迎え入れる
黄砂やPM2.5などの変異種くらいに考えて、ああ、またきたか、と迎え入れる。
天気予報で「そろそろ気球も来る時期かもしれないですね」くらいのコメントをする。
風向きから飛来予報図を書いてみる。
季節の風物詩にしてしまう。
今年は多いなあ、とか、夕日に染まる気球はきれいだな、とか。
もうそんな季節か、とか。
俳句の季語にしてみてはどうか。
みんなで追跡する
見つけたらSNSなどで共有する。
どのように飛んでいくのか、みんなで追跡する。
飛行ルートを共有する。
最初に見つけた人は、気球に名前をつける権利があることにする。
好きな名前をつけていい。
見つけるために、天気予報の飛来予報図へのアクセスが増える。
正確な飛来予報図を書けたサイトでは、広告料収入も増える。
よいことだ。
気球が最初に見つかる場所に行く人が増えるかもしれない。
内需の拡大である。
よいことだ。
そうなると、むしろ気球誘致などが進められるかもしれない。
日本の西側が有利のような気がする。
日本の上空は、だいたい西から東に向けて風が吹いている。
確率の問題だが、UFOやツチノコなどで誘致するよりは、ちょっとだけマシかもしれない。
よいことだ。
捕まえるアイデアを競う
撃墜するのは穏やかではない。
法改正や法解釈の変更を密室で議論されるのも穏やかではない。
飛んでいる途中で何かに引っかかってしまった、というのはどうだろう。
たまたま高い位置にネットのようなものがあって、それに引っかかってしまった。
持ち主に返すので、取りに来て欲しい。
そう言ってみてはどうか。
取りに来たら返せばいい。
中学生や高校生の科学クラブ、発明クラブなどで、引っかけるアイデアを考えてみてもらってもいいかもしれない。
柔軟な頭を持っている学生たちなら、はるかに楽しく穏やかな方法を思いつくかもしれない。
中学校や高校に、某国の大使館員や企業の人が取りに来たら、ニュースで取り上げるといい。
思いがけず、気球が取り持つ友好関係などができるかもしれない。
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気球考
近隣諸国とは、もう少し穏やかに付き合いたいものです。
自分たちもどんどん気球を飛ばすというのもありかもしれませんね。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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