こんにちは、暖淡堂です。
「臨済録」上堂からまた一文を紹介します。
原文:如蒿枝拂著相似
現代語訳:そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの
「如」は「〜の如し」。
「〜のようなもの」ということですね。
「蒿枝」は柔らかな植物の茎のようなもの。
蓬(よもぎ)と訳されています。
画像検索結果を以下に共有します。
ここでは、臨済は、自身が黄檗のところで修行していた時に、何度も棒で打たれたが、そんなものは蓬の茎で撫でられたようなものだ、と言ったということですね。
打たれて感じる痛みなどに意味などない。
そもそも棒の一打に何らかの特別な意味があるわけではない。
そんなところに何かを探したりするな。
棒に打たれるなど、草むらを歩いていて、足に草の茎が当たるくらいのものだ。
そこを取り違えるな。
臨済はそう言っているようです。
【臨済録】上堂(5)「如蒿枝拂著相似」(そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの) 棒の一打
原文と現代語訳
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
にほんブログ村ランキングに参加しています