安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

*本ブログにはスポンサーによる広告が表示されています

【臨済録を読む】上堂(5)「如蒿枝拂著相似」(そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの) 棒の一打 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。

 

臨済録」上堂からまた一文を紹介します。

 

原文:如蒿枝拂著相似

現代語訳:そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの

 

「如」は「〜の如し」。

「〜のようなもの」ということですね。

「蒿枝」は柔らかな植物の茎のようなもの。

蓬(よもぎ)と訳されています。

画像検索結果を以下に共有します。

 

www.google.com

 

ここでは、臨済は、自身が黄檗のところで修行していた時に、何度も棒で打たれたが、そんなものは蓬の茎で撫でられたようなものだ、と言ったということですね。

打たれて感じる痛みなどに意味などない。

 

そもそも棒の一打に何らかの特別な意味があるわけではない。

そんなところに何かを探したりするな。

棒に打たれるなど、草むらを歩いていて、足に草の茎が当たるくらいのものだ。

そこを取り違えるな。

 

臨済はそう言っているようです。

 

sanboku.blogspot.com

 

 

臨済録】上堂(5)「如蒿枝拂著相似」(そんなものは蓬の枝で打たれたようなもの) 棒の一打

原文と現代語訳

 

古典を読む 易 (暖淡堂書房)

新品価格
¥800から
(2023/5/7 07:42時点)

 

管子四篇 (暖淡堂書房)

新品価格
¥1,000から
(2023/5/7 07:43時点)

 

新井白蛾「易学小筌」 (暖淡堂書房)

新品価格
¥800から
(2023/5/7 07:44時点)

 

臨済録 原文全文 (暖淡堂書房)

新品価格
¥400から
(2023/5/7 07:44時点)

 

f:id:dantandho:20210924172547j:plain

dantandho
にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
  にほんブログ村ランキングに参加しています

 

PVアクセスランキング にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村