こんにちは、暖淡堂です。
「臨済録」上堂の最後の部分から一文を紹介します。
臨在が「三句」、「三玄三要」について説明した後に言われた言葉です。
原文:汝等諸人、作麼生會
現代語訳:さて、諸君はそれをどのように会得するのか
禅の教えについての「三句」と「三玄三要」については、以下のリンクから本文をご確認ください。
禅について、自分以外の誰かに何かを伝えようとすると、どうしても言葉を使わないといけません。
しかし、言われた言葉に囚われてしまったら、肝心のところが伝わりません。
言葉は、仮に用いられる道具、「方便」なのだと臨済は言います。
伝えられるべきものが伝わったなら、言葉などは忘れ去られていい。
なぜなら、その場限りものとして使われた方便なのだから。
それなのに、多くの修行僧は、古人たちの残した言葉を大事に書き写し、代々伝えている。
言葉自体には価値はない。
言葉とともに、すぐ側にあるものを理解せよ。
そう臨済は言っているのだと思います。
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