こんにちは、暖淡堂です。
「臨済録」上堂から以下の一文を紹介します。
原文:師云、賓主歷然
現代語訳:主人と賓客との差は歴然としているではないか、と師は答えた
両堂(東堂と西堂)の首座(修行僧の最上位の者)が出会い頭に喝を交わします。
それについて、修行僧の一人が臨済に問いかけます。
この二人の首座の喝には、違いがあったのでしょうか、と。
修行僧にとっては、二人の首座の喝はまったく同じに思えたのでしょう。
それに対して、臨済は「主人と賓客との差は歴然としている」と答えます。
これはどのような意味でしょうか。
おそらく首座二人のことではなく、今問いかけている修行僧自身のことを言っているのでしょう。
そして主客ははっきりしているだろう、それに気づけ。
臨済はそう説いているのだと思います。
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