厄年の頃にギックリ腰を経験してから、時々腰痛でしんどい思いをしています。長時間座っていたり、きつい肉体労働をしたりした後には大体腰痛が出ます。
なんとか治す方法はないかと思っていたのですが、この本を目にしたので手に取って読んでみることにしました。その結果、腰痛解消以外にも様々なことが学べました。
ざっくりと言うと、腰痛は身体を積極的に動かすことで治ることが多い、動こうとする前向きな気持ちが状況を改善するということのようです。鎮痛剤などを飲んで身体を動かさないでいると改善するどころか、より悪化することもあるとのこと。
今、ここ、に意識を集中するマインドフルウォーキングが効果的らしいです。日々、散歩をしているので、この本で言われていることがよくわかります。歩くことでストレス解消もできます。腰痛以外にも治るものが多いかもしれません。
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この本からは、腰痛を治すこと以外にも、以下のことが学べました。
老いは病ではない
加齢による身体の変化や体力低下は自然に起こるもの。それを病気であるかのように問題視し、それを防いだり、あるいは若返りするための食品や治療行為のようなものを勧めたりする。アンチエイジングを謳った商品などはそういったものですね。でも、老いは誰にでも起こります。それを過剰に問題視するのではなく、自分の状態を理解し受け入れる。それで身体や精神の不調が解消することもあるようです。
アンチエイジングって、健康食品などのマーケティングのために考え出されたものなのでしょうね。
答えのない宙ぶらりんな状態に耐える力の大切さ
病気や身体の不調の原因が明確にならないことはよくあります。ただ時間が解決することも多いものです。それでも、解答が欲しくてネットなどで検索したりしますね。そして、ネット上にある様々な情報に触れることになります。
ふと、「ブログの指南」で時々見かける言葉を思い出しました。「ブログの記事には検索した人が求める答えを書くように」というもの。自分もキーワードを考え、検索した人が求めるものを記事に書くようにしています。ネット上で情報発信している多くの人が同じようにしているでしょう。
医療や健康法などは注意して書かないといけないと思いますが、この分野で情報発信をしている人の記事には答えが書かれているものです。それも、人によって様々な答えがあり、それに基づく食品や療養法などが紹介されていたりします。
それらをすべて取り入れたり実践したりしていてはキリがありません。自分に合ったものを探すのに、とても長い時間がかかります。
それよりも、答えを慌てて探さずに、落ち着いて様子を見る。そうこうしている内に、状況が改善しているなんてこともあったりします。
答えのない宙ぶらりんな状態に耐える力が求められているのかもしれませんね。
老いは病気ではない 「腰痛は歩いて治す」 谷川浩隆
コロナがどのように終息するのかがまだ見えませんが、今の勤務形態はしばらく継続しそうです。
お散歩、続けようと思います。
道端にあるものに何か面白いものが見つかるかもしれません。
季節による気候の変化も楽しめそうです。
またお立ち寄りください。どうぞご贔屓に。