(去年のブログ記事を移動させてきました。内容も一部修正しています)
こんにちは、暖淡堂です。
自分ももう少しで還暦なので、「高齢者」という言葉が新聞などに出ていると気になります。
で、最近の新聞記事で、写真で示した記事のタイトルが気になりました。
75歳以上急増?
「75歳以上急増」と書かれています。まるで、世の中が不景気になったので、急に75歳以上になってしまった人が増えたかのような。
現在75歳以上の人は、例えば30年前は45歳よりも歳上だったということですよね。それが30年かけてゆっくりと75歳以上になった訳で。
それを「急増」と表現されると、いかがなものかと思ってしまいます。
何年もかけてゆっくりと人口構成は変わって来た
75歳以上の人たちの比率が高いとしても、それだって何年もかけてそうなったはずで。
75歳以上の人が多いことで、国の財政上対応が必要になることは理解できます。しかし、去年今年、急に75歳以上の人が多いなあ、と気づいた訳ではないかと。
30年前、あるいはもっと前から、次第に高齢者の人数が増えるが、それは一時的なもので、その後は減少するということがわかっていたはずです。
そのために、きちんと統計をとっているのですから。
役所や政府は何をしてきたか
もし、役所にいる人とか、政治家の皆さんが、「わっ、急に増えたな」なんて感じているとしたら、それはそれで問題ですが。
で、ずいぶん前から今の状況となることがわかっていたのですから、準備ができたはずのものですね。それを、今はじめて気づいたかのような言い方をして、慌てて見せるのはいかがなものかなあと思います。
その対策がしっかりとできていなかったので、現状がある。その部分に対する振り返りがまず必要ですね。
そこをなんとなくやり過ごしておいて、お金が足りないから年金納付期間を延ばすとか、税率を上げるとかの話を始めてしまうのは、結構問題がありますね。
対策の第一歩はこれまでの振り返りからでは?
住民基本台帳カードの振り返りをきちんとしないで、マイナンバーカードへの切り替えを強引に進めているのと、やり方の方向性は似ているかな、と。
マイナンバーカードでできる便利なことって、住民基本台帳カードと一緒ですものね。それを、強引に免許証とか保険証とかと一緒にすると言われても、どうかなって思いますね。
人々の反応さえコントロールしようとしている怪しさ
マイナンバーカードに消極的な人は「個人情報が漏れるのを心配しているからマイナンバーカード取得に前向きではない」と考えている。
そういう論調がありますね。
政府はだから情報漏洩対策をきちんとしています、とか、漏洩しても大丈夫です、みたいなことをいう。
でも、これもある意味、考え方のモデルを示して、その方向に誘導しているかのような感じです。
情報漏洩に対しては、こういう対策をしていますよ、だから大丈夫ですよ、という話の流れをあらかじめ作ろうとしているような、怪しさ満載。
僕がマイナンバーカードで気になっているのは、無駄にお金をじゃぶじゃぶと使っているようにみえること。オリンピックもそうでしたが、あちらは祭典なので甘い評価もされがちかと。
でも、税金ですよね、使われているのが。コロナで緊急事態宣言を恐る恐る出してみて、あれ、割とできたじゃん、みたいな感じに政府はなっているのかもしれないです。で、緊急なのだから税金の使途はどんぶり勘定でOK。緊急だからね、急がないとね、みたいな感じになって。で、使途不明な部分が大きくて、じゃぶじゃぶと。
(もうみんなアベノマスクのことを忘れていますよね)
それって、どこかで一度引き締めないと、税金が一部の事業受託企業にばかり流れて、本当にお金が必要な人に渡すためには増税が必要ということになりかねないです。もうなっているかもしれませんが。
ちょっとおかしな物事の進め方には、注意をしたいですね。本当に気にしないといけないのは、そこではないと思います。
なんだか論点が意図的に操作されている気がします。
😁😠😁
歳を取っても、諸々注意していきたいものです。
*☺☺☺☺☺*
特定の年代の人たちが急に増える? 「75歳以上急増」と言われても… みんな1年に1歳ずつ歳を取っているのです
物静かな老人にもなりたいのです。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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