大学を卒業し、就職してからは、ほぼ人並みに暮らせてきたと思っている。
今ではそれなりに社内での位置づけも見えてきて、大体はこんな形で退職するのではないかというのが想像できる。
その通りにならなくても構わないし、その通りになったとしても、特に嬉しいこともない。定年の時に何をしているかはわからないが、何をしていても、それなりに落ち着いて日々を過ごしているような気がしている。
少し前であれば、もっと高い役職について、処遇ももっとよいものを手に入れようなどと考えたりした事もあった。早く昇格することが目標であった時期も確かにあった。
それで、過剰に動き回り、目立つような発言をしたりした。また、部下や周囲の人たちに無理強いをしていたり、明らかに上を目指して仕事をしている人と調子を合わせていたりしていて、不規則な生活になって、体調を崩すということを繰り返していた。
40歳代前半の頃だ。
出張の期間中に体調を崩し、そのまま放っていたら肺炎になってしまった。数日寝込んでしまったこともある。
その時ふと、ああ、もういいな、と思った。自宅で横になりながら、もう、このあたりで十分だ、と思ったのだ。似たようなことが何度かあり、本当にもういい、と思うようになった。
それからは、なんとなく軽い気持ちで生きることができるようになっている。今ではもう、この後の人生で、得るものもなし、失うものもなし。そう心の中でつぶやくと、気持ちが軽くなるのだ。
無理な努力をやめてからも、それなりに昇格はし、職場の仲間からも認められるようになった。
本当に、もうそろそろ、いいな。
*☺☺☺☺☺*
思えば、まるで自分自身に対してマウンティングをかけていたようなもの。
これでいいのか、このままでいいのか、それで満足なのか。
あれでよかったのだし、これでよいのだと、今は思えます。
いま、ここ、を大事にして日々を暮らさなくては。
もうこの辺りでいいかな、と思う 2019年4月20日頃の日記
コロナの期間に、色々と考える時間が作れました。
その直前に、こんなことを書いていたのだなあと、自分に感心しています。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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