僕が生まれた頃、僕の父はバイクに乗っていた。母とは見合い結婚だが、二人が出会った頃は、バイクに二人乗りして一緒に出かけていたようだ。
二人はバイクに乗って、どこに行ったのだろうか。どんな風景を見たのだろうか。ふとそんなことを考えたりする。
僕が、父のバイクと一緒に写っている写真が残っている。その写真の影響だろうか。僕もバイクの免許を取った。大型のバイクに乗り、遠出をするのが趣味だった時期もある。
僕は、バイクは、結婚を機にやめてしまったが、今でも無性に乗りたくなることがある。
車もそうだが、僕にとってバイクは遠くへ行くための手段である。ただの移動の道具ではない。
いつもそれを使って、どこか遠くへ行くことを考えている。どこか遠くへ行って、そこから帰ってくることを考えているのだ。
それが、僕の生き方の底の部分にあるような気がする。
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北海道第百科事典に面白い記事があります。
北海道の「自動車第1号」という項目の記事です。
自動車第1号には2説あって、一つ目が1911年(明治44)に、札幌の荒物商の諸橋熊吉さんと木炭業の高橋英佑さんが共同で購入したというもの。
この時購入された車はドイツ車のベンツだったようです。
もう一つの説は、北海道に男爵芋を導入した川田龍吉男爵が1906年に北海道に持ち込んだというもの。
その車は蒸気自動車だったようです。
参考文献
北海道大百科事典、昭和56年(1981)8月、北海道新聞社。
僕と父とバイクのこと 北海道の「自動車第1号」のこと
豊沼-砂川(八)
僕が生まれた頃、父はホンダの125ccのバイクに乗っていました。
そのバイクの側で遊んでいる僕を写した写真が実家にあります。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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