安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「帰 る」 反復するノスタルジー 現代詩の試み

帰 る

 

 

もう何度目だろうか

また帰りはじめる

 

何本も電車を乗り換え

冷たいバスターミナルのベンチで待ち

信号が黄色く点滅する交差点を過ぎ

暗く長い坂を下り、上り

風のさわさわとやまない沢の水音に怯え

やがて懐かしい家の前に立つ

 

玄関に入ると家の中は誰もいなく

明るく、ただ静かで

 

…ああ、ここ、でもないのか…

 

もう何度目だろうか

また、帰りはじめる

 

 

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【現代詩】「帰 る」

反復するノスタルジー

現代詩の試み

 

何度も繰り返し「そこ」に帰り続けるイメージです。

 

またお立ち寄りください。

どうぞご贔屓に。

 

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dantandho

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