擦 過
風景 に 熱 の感触
浮かび 差し出した手 頬の横
温かな
木の葉の 海
身をよじり 水滴が 消える
過ぎる 今の 思い出
知っている それは 嘘 でも
正確な記録よりも 真実に 近い
追い越していく
投げた 視線 視線 追う 視線が
ここ に 溜まる か
そこ へ 転げこむ か
隠れた 小さな 遅延
そっと 誘う
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【現代詩】「擦 過」 遅れるものの手触りのイメージ
現代詩の試み
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