こんにちは、暖淡堂です。
Takachiko!Takachiko!暖淡堂の方で、現代詩やエッセイを続けて公開しています。
またちょっと理系の言葉で書かせてください。
ダイラタンシーという現象があります。ゆっくりと力を加えるとダラーっとトロけるように流れるのですが、ギュッと力を入れると固まって抵抗を示すようなもの。日常生活で触れる可能性があるのが、デンプンを水に溶いたものなどがありますね。
デンプンと水を大体1:1で混ぜたものの液面を、スプーンの裏の部分でギュッと押さえつけると固体のような感じになりますが、ゆっくりと押すとドロドロの液状に戻ります。そんな現象がダイラタンシー。
その逆に、何もしないと固まっているのですが、ギュッと力を入れるとトロトロ溶ける。それはチクソトロピーといいます。これは負のダイラタンシーとも呼ばれています。日常で経験することといえば、地震の時の液状化現象。これで建物が傾いたりしてしまいます。
そんな、ダイラタンシーやチクソトロピーが、透明な物質で起こったらどうだろうか、なんてことを思って書いた詩です。
まるで、温かな海で泳ごうとしている夢のような感じにもなりました。
硬い水面 押し返す液体のイメージ
現代詩手帖の投稿欄の選者をしていた岩成達也さんは、僕のことを理系のバックグラウンドがある詩人であると見抜いてしまいました。
言葉の選び方やイメージの展開の仕方に特徴があったのかもしれません。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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