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今回は「沢火革」です。
卦の形は上卦が兌、下卦が離になります。
外には柔軟な態度を見せ、内側には聡明さがある形ですね。
先に紹介した六十四卦表をご参照ください。
易経にある沢火革の卦辞は以下のようなものです。
沢火革。
革。己日乃孚。元亨利貞。悔亡。
革は、己日にしてすなわち孚(まこと)あり。元亨利貞。悔い亡ぶ。
革は改革、革命を象徴します。
ものごとを改めるということですね。
元亨利貞「元いに亨る貞しきに利あり」と読みます。
ものごとを改めようとする願いごとは叶う。
ただし正しい心で改革を行うこと。
変革には悔やまれることも伴うかもしれません。
しかし、最後にはそのような悔いはなくなります。
この卦に対して、新井白蛾はどのようにいっているでしょうか。
沢火革
「腐艸に蛍火」の象
「金を売り、物を買う」の意
この卦は、
萬事改革するによいことを意味する、
今までなしたことが世で用いられなかったならば、
速やかに古いことを捨てて新しいことをなすべし。
内は明らかで、
外は喜びの意味でもあるので、
願望を叶えるのに障害はない。
初めは調い難いことがあっても、
後には成就する。
住むところに苦労がある、
あるいは普請について世話事があるだろう。
色情があらわれる、
女難に気をつけるべし。
物が尽きて、
新たに始まるという意味もある。
立身出世があるが時間がかかる。
争論を慎むべし。
幸いがあるが、
それと隔てられるという意味もある。
婚姻成らず。
妊娠お産平穏である。
病は大抵治りにくい。
失せものは、
もう無くなっている。
待ち人は、
時間がかかる。
易学小筌から
今までうまくいっていなかったら、それにこだわることはやめて新しいことに取り組みましょう、という感じでしょうか。
それが変革であればうまくいきます。
ただし、実現されるまでには時間がかかりそう。
無駄な争論は避けましょう。
沢火革 六十四卦 易経の卦辞と新井白蛾「易学小筌」
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一つずつ説明していきます。
引き続き、どうぞご贔屓に。
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