安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【臨済録を読む】上堂(3)「赤肉團上有一無位真人」(この肉の塊である身体には無位の真人がいて) 原文と現代語訳

こんにちは、暖淡堂です。

 

臨済録」上堂から。

 

原文:赤肉團上有一無位真人、常從汝等諸人面門出入

現代語訳:この肉の塊である身体には無位の真人がいて、常に諸君らの顔の穴から出たり入ったりしている

 

赤肉團とは、生きている肉体、あるいは動き続けている心臓のこと。

この、まさに生きている身体に重なるようにして、一無位真人(なんの位づけも立場もない、そのままである真の人)がいる、と言います。

それが、いつもその身体にある肌や器官(鼻とか口とか)から出たり入ったりしている。

 

つまり、今、ここで、生きている私たちの身体には、すでに寄り添うようにして真の人がいて、それがいつも一緒にいる。

それは私たち自身でもある。

 

それに早く気づけ。

それを忘れて右往左往している、不安に時を過ごしている。

そんなことはするな。

そのままでいい。

そう臨済は言っているように思います。

 

sanboku.blogspot.com

 

 

 

臨済録】上堂(3)「赤肉團上有一無位真人」(この肉の塊である身体には無位の真人がいて)

原文と現代語訳

 

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