こんにちは、暖淡堂です。
「臨済録」上堂から。
原文:赤肉團上有一無位真人、常從汝等諸人面門出入
現代語訳:この肉の塊である身体には無位の真人がいて、常に諸君らの顔の穴から出たり入ったりしている
赤肉團とは、生きている肉体、あるいは動き続けている心臓のこと。
この、まさに生きている身体に重なるようにして、一無位真人(なんの位づけも立場もない、そのままである真の人)がいる、と言います。
それが、いつもその身体にある肌や器官(鼻とか口とか)から出たり入ったりしている。
つまり、今、ここで、生きている私たちの身体には、すでに寄り添うようにして真の人がいて、それがいつも一緒にいる。
それは私たち自身でもある。
それに早く気づけ。
それを忘れて右往左往している、不安に時を過ごしている。
そんなことはするな。
そのままでいい。
そう臨済は言っているように思います。
【臨済録】上堂(3)「赤肉團上有一無位真人」(この肉の塊である身体には無位の真人がいて)
原文と現代語訳
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