安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかな暮らしのために

「ちはやぶる神代も聞かず竜田川」 在原業平 才人の振る舞いに潜む反骨心

百人一首第17番目の歌の作者は在原業平

16番目の歌の作者在原行平の弟です。

兄弟の歌が並んでいるのですね。

在原業平は「伊勢物語」の主人公と考えられている人物です。

 

今回は在原業平について紹介します。

 

在原業平とは

在原業平在原行平と同じく平城天皇の皇子阿保親王の子。

伊勢物語」で描かれているように色好みであり、また和歌に長けた才人でもありました。

在原業平の恋愛相手で特に注目されるのが二条后。

二条后とは藤原高子たかいこのことです。

藤原高子は当時の権勢の中心にいた藤原北家に連なる一人。

摂政となった藤原基経の同母妹です。

在原業平とこの藤原高子は恋に落ち、駆け落ちするのですが、途中で兄藤原基経らが出した追手によって連れ戻されたようです。

この出来事。

伊勢物語」では、駆け落ちの途中で鬼に食べられて死んでしまう、と書かれています。

ドラマチックな展開ですね。

相手が権勢の中心にいる女性でも構わずに恋愛の対象とする。

そしてその女性の手をとって駆け落ちする。

藤原北家に対する反抗の心が見え隠れします。

 

by カエレバ

時代背景

藤原高子は清和天皇に入内し、陽成院を産みます。

陽成院は少し前に紹介しました。

陽成院は若くして退位させられ、60年以上院としての生活を送った人でした。

ここで見えるのは、やはり藤原北家の力。

皇位継承に強い影響力を及ぼし、権勢の基盤を固めていった時代です。

 

百人一首の歌

歌:ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くぐるとは

歌の意味:神々の時代のこととしても聞いたことがない。このように竜田川の川面が紅葉で紅に染められてしまうとは。

 

在原業平 才人の振る舞いに潜む反骨心

 

伊勢物語」に昔男として登場する主人公と考えられています。

伊勢物語」からも読み取れることがたくさんありそうですね。

百人一首を、歌人に注目して紹介していきます。

引き続きどうぞご贔屓に。

 

 

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dantandho
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