
誰かと一緒にいると、その人のために時間を使っている。
やりかけのことがあっても、その手を止めて、誰かの言葉に耳を傾けている。
そして、自分の時間を、その人のために使っている。
そんな時間ばかりが増えていく。
そして、疲れていく。
何かを置き去りにしている気持ちが、溜まっていく。
ふと、気づくことがある。
自分だけを待っているものが、いつも心のどこかで震えている、と。
振り向くと、それは。
あの春の朝、自分が通り抜けた改札口の先で。
小さな手荷物をもったまま。
汽車を待っている。
旅立ちの時を、待っている。
*☺☺☺☺☺*
あの日、旅立った駅を思い出す

dantandho