還暦記:暖淡堂

還暦前後の日々の記録を中心に

「立ち別れいなばの山の峰に生ふる」 中納言行平(在原行平) 別れの情景を詠う

百人一首第16番目の歌の作者は中納言行平(在原行平)。

在原業平の兄です。

因幡守として赴任する時に詠んだ歌が百人一首に選ばれています。

 

今回は中納言行平(在原行平)について紹介します。

 

中納言行平(在原行平)とは

中納言行平(在原行平)は平城天皇の皇子阿保親王の子でした。因幡守としての赴任は2年で終わります。その後、理由は明らかには伝えられていませんが、須磨に蟄居させられていた時期があります。その時に詠んだ歌が古今和歌集に載せられています。

 わくらばに問ふ人あらば須磨の浦に藻塩垂れつつわぶとこたえよ

                   (「古今和歌集」雑下、九六二)

在原行平は、在原氏の子弟を教育する場として大学別曹奨学院を創設しました。これは藤原氏勧学院と並ぶものでした。

時代背景

在原行平在原氏の興隆を望んでいたのでしょうが、時代は藤原氏。それも藤原北家が権勢の中心にいました。菅原氏も対抗していましたが、菅原道真太宰府に左遷。藤原氏は朝廷での立場を揺るぎのないものにしていきました。

 

百人一首の歌

歌 立ち別れいなばの山の峰に生(お)ふるまつとし聞かば今帰り来む

歌の意味:あなたと別れて来ましたが、あなたが因幡の山に生えている松のように待っていると聞こえたならば、今すぐにも帰りましょう。

 

中納言行平(在原行平) 別れの情景を詠う

 

百人一首を、歌人に注目して紹介していきます。

引き続きどうぞご贔屓に。

 

 

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