前の喜撰法師と同じく、九世紀頃に生きた人です。
小野小町、名前は知っている人も多いかもしれませんね。
今回は小野小町について紹介します。
小野小町とは
名前から小野氏の娘であることはわかります。
仁明天皇か文徳天皇の更衣(女官)として仕えていたようですが、正確なところはわかっていません。
女流歌人として六歌仙、三十六歌仙に選ばれるほど才能が認められているのですが、その人物については不明なところが多い歌人です。
一方で、絶世の美女であったとか、美女の落魄の伝説に登場したりとか、その姿にまつわる言い伝えの方が、多くの人に知られているかもしれません。
時代背景
文化などが、これから盛んになろうとする勢いのある頃でした。
この頃、恋愛に欠かせなかったのが和歌の才能。
思いを寄せる人には、まず和歌を送りました。
それによい返事が得られないと、恋愛は成就しません。
和歌の才能に恵まれると、恋多き人生を送ることができるのかもしれません。
一方で、和歌の才能のない人はどうしたか。
才能のある人に、代わって書いてもらうこともあったようです。
ラブレターの代筆ですね。
百人一首の歌
歌:花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせし間に
歌の意味:美しい花の色も移り変わって色褪せてしまった。長雨の降る中、ぼんやりと物思いをしている間に。
小野小町 情熱的な恋愛歌の作者
ただ、その実像は不明です。
またお立ち寄り下さい。
ひき続きどうぞご贔屓に。
にほんブログ村ランキングに参加しています