安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

*本ブログにはスポンサーによる広告が表示されています

2023-10-11から1日間の記事一覧

【現代詩】「毘売塚(ひめづか)」 冷たい水の底に横たわる古代の丸木舟と月のイメージ 現代詩の試み

毘売塚ひめづか 紺色の雲の端が朱色に炙られ 渦巻き身を捩る 遠い涯から冷たい風が (…不穏な… (…底の、獣を目覚めさせる… 空から剥がれ落ちた風が 砂浜を舐め続ける薄い波の舌先を 白く、まだ幼い足で踏みしめながら 水平線の先を睨み続ける少年は (…落ち…

「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は」 能因法師 秋の情景に思いを馳せて詠った

百人一首第69番目の歌の作者は能因法師のういんほうしです。 僧侶で歌人。中古三十六歌仙の一人です。 今回は能因法師について紹介します。 能因法師とは 生年988年、没年1050年(または1070年)。 俗名は橘永愷たちばなのながやす。 和歌に堪能で、諸国を旅…

PVアクセスランキング にほんブログ村