こんにちは、暖淡堂です。
常盤は清盛らに囚われてしまいます。
そして清盛は常盤に文を届ける。
常盤は子らのためと心を決め文を開きます。
清盛は、常盤がもし自分に従いさえするのであれば、将来たとえ平家の敵になったとしても構わぬ、その三人の子らを助けてやろうと思った。それで、頼方、景清に命じて、七条朱雀(しゅじゃく)というところに常盤らを置いた。見張りの当番の采配は頼方にまかせて守護させた。
常盤のもとに、清盛は手紙を書いて届けさせたが、常盤はそれを手に取りもしなかった。それでもついには、子を助けたいがために、清盛の意に従うことにした。常盤のこの決心のおかげで、三人の子らはみな、それぞれ別れてはいたが成人することが出来たのであった。
現代語訳:暖淡堂
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実際にはどのようなやり取りがあったのかはよくわかりません。
そうだとしても、この常盤の決心により、この時、義経は生き延びることができました。
平家物語の現代語訳、下記の作品がお勧めです。
原典の雰囲気がとてもよく伝わります。
義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(四)
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