安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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「清盛は、常盤がもし自分に従いさえするのであれば」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(四)

こんにちは、暖淡堂です。

義経記」の常盤都落ちの四回目。

常盤は清盛らに囚われてしまいます。

そして清盛は常盤に文を届ける。

常盤は子らのためと心を決め文を開きます。

 

 清盛は、常盤がもし自分に従いさえするのであれば、将来たとえ平家の敵になったとしても構わぬ、その三人の子らを助けてやろうと思った。それで、頼方、景清に命じて、七条朱雀(しゅじゃく)というところに常盤らを置いた。見張りの当番の采配は頼方にまかせて守護させた。

 常盤のもとに、清盛は手紙を書いて届けさせたが、常盤はそれを手に取りもしなかった。それでもついには、子を助けたいがために、清盛の意に従うことにした。常盤のこの決心のおかげで、三人の子らはみな、それぞれ別れてはいたが成人することが出来たのであった。

現代語訳:暖淡堂

 

*☺☺☺☺☺*

 

実際にはどのようなやり取りがあったのかはよくわかりません。

そうだとしても、この常盤の決心により、この時、義経は生き延びることができました。

 

平家物語の現代語訳、下記の作品がお勧めです。

原典の雰囲気がとてもよく伝わります。

 

義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(四)

 

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dantandho


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