こんにちは、暖淡堂です。
常盤が清盛と対面します。
清盛は常盤を見て、急に怒りがさめてしまいます。
一転して、常盤にご執心となります。
常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた。悪七兵衛景清(あくしちひょうえかげきよ)、監物太郎(けんもつたろう)に命じて、子ともども六波羅に引き立てた。清盛は常盤を捕らえたら、火でも水でももって責めてやろうと思っていたが、常盤の姿を目の当たりにすると、そのように怒る心は静まってしまった。常盤という女は、日本一の美人であったのだ。九条院、すなわち近衛天皇の中宮藤原呈子(ていし)は、派手な催し事が好きであった。それで都中から容顔美麗な女を千人集め、その中の百人、百人の中から十人、その中の十人から一人と選ばれた美女が常盤だったのである。
現代語訳:暖淡堂
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清盛と常盤の対面で、義経の運命が変わります。
平家物語の現代語訳、下記の作品がお勧めです。
原典の雰囲気がとてもよく伝わります。
義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(三)
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