安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「走り去るもの」 雪の夜に 現代詩の試み

 

走り去るもの

 

電車の音が
近づき、離れていく


雪混じりの風が
窓硝子を叩く

 

日々が去り
日々が訪れる

 

ここ、にいるはずの僕が
一番初めに


 走り去る

 

あの雪山の
細い枝は


きっと
風に鳴っている

  

*****

 

子供達が、夕暮れ時に、外で遊んでいる。

その声を聞きながら、大人たちは、夜を迎える支度をしている。

 

ただ、静かに雪の降る日に。

 

 

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dantandho

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