安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「港と駅のある街で 1」 北の街の一夜の情景 現代詩の試み

 

港と駅のある街で 

 

雪の激しく降る夜

誰もいなくなった駅に

 

ひっそりとたどり着いた列車から

灰色に膨れ上がり

 

眼球の溶け落ちた男たちが

何人も、何人も降り立ち

 

暗い改札口を抜けて

雪の降り続く街の中にさまよい出るのだ

  

*****

 

冬の夜の幻想。

風の音が、遠く、近く。

 

 

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dantandho

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