安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

*本ブログにはスポンサーによる広告が表示されています

【現代詩】「距 離」 自然との境界が揺れているイメージ 現代詩の試み

 

距 離

  

目覚めて

ホテルの部屋の

窓ガラスに当たり

砕けながら滑り落ちる

雪に気づいて

感じたのは

寒さ

ではなく

遠さ、だった

 

灰色の建物の壁に囲まれた空間を

雪が舞っていた

 

とても静かだった

そして

不意に

一人きりだった

  

*****

 

ミュンヘンのホテルに滞在していた時の「想い」です。

 

 

f:id:dantandho:20210924172547j:plain

dantandho

にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村