安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「港と駅のある街で 2」 零下の街に降り積もる雪 現代詩の試み

 

港と駅のある街で 

 

零下の街を

灰色の男たちはさまよう

 

雪は激しく降り続け

大気に濃密に練りこまれる

 

置き去りにされた何台もの車に

雪は厚く降り積もる

 

灰色の男たちは車の上に這い上がり

雪で視界の閉ざされつつある周囲を

 

空洞になった眼窩で

不安げに見回すのだ

  

*****

 

なにも見えない男たちが、雪の降り積もる街を彷徨う。

 

 

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dantandho

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