加賀前田藩の手木(てこ)足軽の相撲取りが、茶店で乱暴を働き、女を死なせてしまう。店にいた矢背蔵人介は、それを防げなかったことを悔む。
加賀藩の重臣は事件をもみ消すため、矢背蔵人介を買収しようとする。事件を起こした手木足軽は加賀藩のお抱え力士として御前相撲に出ることになっているのだ。
矢背蔵人介は賂を拒み、将軍家斉の面前で力士に恥をかかせる形での復讐を実行する。
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ハマっています。短編連作なのが、通勤電車の中で読みやすいです。気が付けは家慶の息子の影がとても薄くなっていますね。でも志乃と幸恵は大活躍。笑いどころもあります。
そういえば、江戸時代の将軍の食事メニューがよく出てきます。夕方の電車の中で読んでいると、お腹が鳴りそうになります。
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惜別 鬼役(五)坂岡 真 将軍の食事内容が面白い
毒見の際に、将軍の食事内容が詳しく説明されます。
仕事帰りの電車の中で読むと、お腹がなったりします。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。