安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「過 飽 和」 転げ落ちる一歩手前のイメージ 現代詩の試み

過 飽 和

 

 

張りつめた 

満ちた空間を 

無数のセルで区切り 

揺すると滴になる

 その滴が

  落ちる瞬間

 身構える

時間 という 一つの

  ありかた に

身を投げるのだから

 

しかしその滴は どこにもいかない

その場所で 落ちるのだ

下へ、でも 上へ、でも 前へ、でも 後ろへ、でも 当然 横へ、でもない

それは 今

    ここ

    ではない

    ところ

    へ。

 

 

 

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【現代詩】「過 飽 和」 転げ落ちる一歩手前のイメージ

現代詩の試み

 

またお立ち寄りください。

どうぞご贔屓に。

 

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