こんにちは、暖淡堂です。
「臨済録」上堂から一文を紹介します。
原文：大悲千手眼、那箇是正眼
現代語訳：大悲千手の観音菩薩の手のひらの眼は、いったいどれが真っ直ぐに向き合う眼なのか
大悲千手をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
千本（だいたい）の手のある観音菩薩の像になります。
その手のひらに、目がある。
それが、像の前に立つものを見つめています。
あるいは、世界中を見ています。
その目のうち、どれが世の中を真っ直ぐに見つめている目なのか。
そう問われたら、どのように答えますか？
臨済録のこの部分では、臨在と麻谷がとても興味深いやり取りをしています。
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