行かない
人の集まるところには行かない
友だちの集まっているところには行きたくない
懐かしい人たちには会いたくない
ただ、あの風景には無性に会いたくなる
あの日の風に、また吹かれたくなる
あの夜聴いた歌に、また揺さぶられたくなる
だけど、僕は〝ここ〟にいる
いつも、うろついているが
一歩ずつ、歩いている
汚れた、手垢のついた
「ありのままの自分」など
もう引っ張り出す必要はない
だから
もう、行かない
*****
あの日の空の下に立つと、そのままで、ありのままの自分になるような気がしています。
その、あの日の空は、もうずっと昔から探し続けているのですが、まだ会えていません。
なので、僕はもう、その日の空の下の自分であり続けるしかありませんね。
にほんブログ村