脆いものの底に
流行するとは
やがて廃れるということだ
先頭に立つということは
やがて追い抜かれるということだ
目立ってしまうと
皆にいじられ汚れていく
千年、二千年、三千年の時間に洗われ
角が取れ、鈍く光る
触れると冷たいが
次第にさわやかな風を身体の中に送り込むものが
それら脆いものの底に
確かに、ある
小魚のように群れ泳ぐ言葉たち
静かに、笑っているような…
*****
時間の底に堆積しているものが、確かにあるように感じています。
変わり続ける一つきりのもの。
変わらない一つのもの。
同じものを、別の面からみているのかもしれませんが。
にほんブログ村