安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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【現代詩】「脆いものの底に」 時の流れのイメージ 現代詩の試み

 

脆いものの底に

 

流行するとは

やがて廃れるということだ

先頭に立つということは

やがて追い抜かれるということだ

目立ってしまうと

皆にいじられ汚れていく

 

千年、二千年、三千年の時間に洗われ

角が取れ、鈍く光る

触れると冷たいが

次第にさわやかな風を身体の中に送り込むものが

それら脆いものの底に

確かに、ある

 

小魚のように群れ泳ぐ言葉たち

静かに、笑っているような…

  

*****

 

時間の底に堆積しているものが、確かにあるように感じています。

変わり続ける一つきりのもの。

変わらない一つのもの。

同じものを、別の面からみているのかもしれませんが。

 

 

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dantandho

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