安心感の研究 by 暖淡堂

穏やかに日々を送るための試みの記録

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自意識と葛藤 豊沼-砂川(四十一)

高校三年間を通じて、僕はずっと母親に髪を切ってもらっていた。当時はとても見た目を気にしていた。それなのに、床屋にいって、好みの髪型を説明するのがとても面倒くさかった。また、それが恥ずかしくもあった。

自分が周囲からどう見られたいのかを、他人に知られてしまうというのが恥ずかしかった。

床屋にいくと、髪型が整えられる。それも嫌だった。見た目が急に変わるのが嫌だったのかもしれない。見た目の変化を友人に指摘されることを避けたかったのだろう。

高校を卒業する春、それでも僕は一度だけ、砂川の駅前にある床屋にいって散髪してもらった。正直、とてもさっぱりとした。高校三年間で溜まったものを、髪の毛と一緒に捨てられた。

そのときになって、やっと僕は、家族と離れて一人暮らしを始める覚悟が、出来たような気がした。

 

 

今は妻に髪を切ってもらっています。

自分の見た目に対するこだわりがかなりなくなっています。

このまま妻にお願いできるうちは、ずっと髪を切ってもらおうと思っています。

 

自意識と葛藤 豊沼-砂川(四十一)

 

またお立ち寄りください。

どうぞご贔屓に。

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dantandho

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