中学生になった頃から、うまく説明できない不安を、時折感じるようになった。それは「いつか、この家を出ていくんだろうなあ」とか、「二一世紀になるときには僕は何をしているんだろうか」ということを考えるようになった。
ちょうど時期を同じくして、数学が好きになり、ギターを弾き始め、科学に対する関心が強くなった。今の自分の基礎的な部分の姿が、少しずつ見え始めていた。
そして、漠然とした不安は消せないままだったけども、今につながる「自分」としての生き方をゆっくりと歩きだしたのだ。
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中学生になった頃、自分が、数学が得意であることに気づきました。
もともと理科が好きだったことから、中学でも理科系の科目の試験は良い点が取れました。
「理系」という言葉は知りませんでしたが、その頃から理系の人間風の生き方になっていた気がします。
それが、現在まで続いているのだから、理系人間としてのキャリアは45年くらいになりますね。
理系の人間として歩き始めた頃 豊沼-砂川(三十二)
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