数学も、はじめ不得意だった。何がどうなっているのか、さっぱりわからなかった。それでも、いつまでもわからないのが辛いので、やさしそうな参考書を一冊買ってきて、それをはじめからゆっくりと学習してみた。
考え方、問題の解き方がていねいに書かれていたので、よくわかった。そして読み進むうちに、楽しくなってきた。その日、僕はその参考書を明け方近くまで読み続けていた。その翌日は休日だったから夜更かしは可能だった。布団に入ってからも、しばらくは興奮していて、寝付けなかったと思う。
生まれてはじめて、勉強が楽しいと感じた日だった。
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僕の学生生活は数学と科学(物理と化学)で埋め尽くされています。
高校ではこれらに現代国語と漢文が加わります。
なぜか日本の古文はあまり好きになりませんでした。
現在は、ほとんどが古典と詩と小説ですね。
変われば変わるもの。
そんなものかとも思います。
それでも、数学や科学のことが話題になると、ついつい関心を持ってしまいます。
結局は、全方位で面白がって暮らしていけたらいいのだろうなあ、って。
数学がわかるようになった日の記憶 豊沼-砂川(二十三)
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