こんにちは、暖淡堂です。
「かえる」さんのブログで「好きな飲食店」のアンケートを実施されていました。
ふと思い出したので、旭川の「蜂屋」を回答させていただきました。
この蜂屋は思い出の味です。
旭川で大学(学部)時代を過ごしました。
昭和50年代の終わり頃から60年代の初め。
バンドでライブをやったり、仲間と酒を飲んだり。
教授の先生が怖い人だったので時々勉強したり。
で、旭川の街中でよくラーメンを食べました。
「吉野」とか「赤門」とか、ちっちゃいお店や古〜いお店にも好きでしたが、一番のお気に入りは「蜂屋」。
当時は味噌ラーメンのお店が多かったのですが、この「蜂屋」は魚介と豚骨スープ。
麺は小麦感があって、独特のシコシコとした歯触り。
いくつか店舗があったのですが、僕の行きつけのお店は、当時旭川駅に隣接していたステーションデパートの地下にあったところです。
隣がお寿司屋さんだったかな。
そのお寿司屋さんには祖母や妹と一緒に行ったことがあります。
で、蜂屋。入り口が狭くなっていて、中が見通せません。
暗くはないのですが、最初に入る時はちょっと勇気が必要でした。
お店の入り口で食券をかいます。
ラーメンは一種類なので、普通盛りか大盛りかの選択をします。
テーブルにつくと、お店の方が食券を取りに来ます。
そのときに麺の茹で方(硬めとか普通とか)と油の量をリクエストします。
僕はいつも、どちらも「普通」。
その頃の僕はなんとなく、お店が提供するスタンダードを信奉していました。
刻み葱とチャーシューとメンマだけのシンプルなラーメンです。
厨房が全部見渡せて、髪の毛の短い、がっちりした体格のお兄さんがラーメンを作っていました。
最近の情報ではゆで卵が入っているようですが、僕の記憶にはありません。
ちょっとした変化でしょうか。
この「蜂屋」で覚えているのが、おそばのメニュー。
知らずに大盛りを注文すると、体調が悪い時は悶絶します。
普通盛りでも十分苦しめます。
僕の友人は、「このそばのメニューは、ラーメン屋に来てラーメンを注文しないものに対する懲罰だ」と言っていました。
僕自身は、なんとなくいつも「懲罰」に値する人間かもしれないと思っているので、食券を買う時に、「ざるそば大盛り」と口を滑らせることがありました。
その時、レジ前に立つお姉さんが、ふっと笑ったような気がします。
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旭川のラーメン屋さん「蜂屋」の思い出 懐かしき学生時代
思い出の味って、久しぶりに食べると「あれ、こんな味だったかな」なんて思うことがありますよね。
それが怖くて食べるのを避けているものもあります。
「蜂屋」は、それでもまた食べてみたいです。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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