活字を使った印刷技術は中国からヨーロッパに渡り、その後の文化の発展に大きく寄与しました。
ところで、この活字を使った印刷技術が使われる前は、どのようなものたっだでしょうか。
捺印方式での印刷
文字や短い文章を彫った印を押すというのが印刷の始まりです。「印」刷というくらいですからね。古代では印を粘土板などに押しつけて文字をうつしていたようです。
少し長い文章になると、印をいくつか作って、それを順番に押していくことになります。この辺りが後の活字発明のヒントになったかもしれません。
石や金属に彫った文字を写す拓本
石碑や金属の表面に文字を彫り、それを布などに写すという形での印刷がされるようになります。拓本と呼ばれるものですね。
中国では儒教の経典を伝えるためにこの方法が使われていたようです。
木版印刷
唐の頃には、仏教、儒教、道教などの経典が、木版印刷で作られるようになりました。木版に文字を彫り、それを写し取るという方法で、その時代の宗教活動に大いに利用されました。
また、このような需要があったために、この技術も発展しました。
印刷機がなかった頃の出版はどうしていたか
日本にも少し遅れて印刷技術がもたらされます。
出版文化は江戸時代に盛んになりますね。
その辺りは次回以降紹介いたします。
またお立ち寄りください。
どうぞご贔屓に。
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